SGH

ダイバーシティ&インクルージョン

D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)に関する方針

SGホールディングスグループは、多様な価値観を尊重しさまざまな視点から柔軟な意思決定を行い競争優位性の高い企業へと発展するために、D&Iの推進に取り組んできました。ジェンダーや年齢、障がいの有無、国籍に分け隔てなく、すべての多様な人材がいきいきと働ける職場環境を目指しています。これまでの物流業界全体の特性として就業者の男性割合が高く、現在当社グループではダイバーシティの中でも特に女性の活躍推進を最重要課題のひとつと認識し、「グループ収益の30%を女性が担う体制」を目指してグループ横断で様々な施策に取り組んでいます。

D&Iに関する体制

SGホールディングスグループは、グループ横断でD&I推進に取り組むため「わくわくダイバーシティ委員会」を設置しています。事業会社ごとに社長が委員長(D&I責任者)、管理部門責任者が副委員長となり、社内の委員とともに各社の状況に応じたD&I推進施策を立案・実施します。また同じ課題を抱える事業会社間の情報交換など連携を促すことでグループ全体のD&I推進を加速させます。

D&Iに関する目標と実績

中長期目標

バウンダリ 中長期目標 目標値 期限 2020年度実績
SGホールディングス
グループ(国内)
従業員における女性比率 35% 2024年3月31日 33.9%
管理職女性比率 10% 2024年3月31日 9.23%
女性役員の登用 2名
障がい者雇用率 法定雇用率 2022年3月31日 2.35%

[参考]厚生労働省策定民間企業の法定雇用率 2.3%(2021年4月1日現在)

女性従業員比率
女性従業員比率
管理職女性比率
管理職女性比率

D&Iに関する取り組み

D&Iへの理解を促進する取り組み

D&Iに関するグループ横断WEB社内報「HITO」(ひと)の配信

グループ横断の社内報「HITO」を社内ポータルwebサイトで定期的に配信しています。D&Iについてまずは従業員が理解を深めることで、多様な人材が活躍できる社内風土の醸成を目指すツールです。充実した従業員の「生き方」を後押しできるよう、トップメッセージや社内で活躍する多様な従業員のインタビュー記事、他企業の先行事例やワーク・ライフバランスを実現している従業員紹介などを掲載しています。

社内報「HITO」(社内ポータルwebサイト)

社内表彰制度「ダイバーシティアワード」の実施

SGホールディングスグループは、D&I推進にフォーカスしたグループ内の良事例を表彰する制度「ダイバーシティアワード」を毎年実施しています。多様な人材(育児や介護との両立支援・LGBT・障がい者・シニア人材・外国籍社員従業員)が活躍するための各社の取り組みが対象となります。「ダイバーシティアワード2020」には、「『館内配送・清掃・警備事業』における女性の視点を活かした従業員の労働環境整備や評価制度策定」や「オンラインでの若手社員向けパパママ座談会の開催」など全国の拠点から計100件の取り組みが寄せられました。

ダイバーシティアワード
ダイバーシティアワード

経営層、部長層向けD&Iセミナーの開催

D&Iへの理解を深め経営戦略に反映することを目的に、各社経営層、部長層等を対象としたセミナーを開催しています。「SGH Diversity Day2020」では 外部有識者3名をお呼びし、「多様性を受け入れて人も企業も変革し続ける」をテーマとしたトークセッションを実施しました。

ダイバーシティDAY
ダイバーシティDAY

女性が働きやすい環境整備

女性キャリア支援研修

SGホールディングスグループは、管理職候補の女性従業員を対象に、外部講師による「女性キャリア支援研修」を行っています。役員・グループマネジャーとのディスカッションを交えながら、D&Iの重要性やビジネススキルを学びます。また、活躍中の女性管理職との対話にヒントを得ることで、自身のキャリアビジョンとそれに向けた行動目標を策定しています。

女性の職域拡大のための環境づくり

これまで男性が中心だった職種にも女性が就業できるよう、環境づくりに取り組んでいます。

佐川急便は女性を含む多様な人材を活かす施策として、スワップボディ車の導入を進めています。荷物を積む荷台部分とそれを牽引する運転席部分を切り離せるスワップボディ車は、ドライバーが荷積みや荷降しをする必要がなく、荷台を交換すればすぐに目的地に向かうことができます。ドライバーは運転に専念できるため、女性など体力面に不安を感じている方でも本職種で活躍することができ、適材適所の就労機会の提供が可能になります。また車両の整備、販売を行うSGモータースでは女性整備士が活躍しています。重い部品の取り扱いなど力作業が必要な場面では、女性でも体への負荷なく業務にあたれるように特殊な工具を準備するなど、従業員が性別に関係なく広い領域で活躍できる環境整備を進めています。

女性の職域拡大 ドライバー
女性の職域拡大 整備士

LGBTへの理解促進と体制の構築

LGBT勉強会の開催

SGホールディングスグループは、D&I促進のコアメンバーである各社経営層と部長層、D&I推進担当、人事・採用担当者を対象にLGBTへの理解促進のための勉強会を開催しています。2020年度は外部有識者やLGBT当事者をお呼びし、LGBTの基礎知識や、多様性を受け入れる風土が優秀な人材確保につながること、組織としてアライ( Ally :同盟、味方、理解者、理解しようとしている人)である姿勢を示し可視化する重要性などについて知識を得るともに、LGBT当事者の声を伺うことでさらにLGBTに関する理解を深めました。当日の参加者からは「LGBTであるか否かに関わらず他人を尊重し『土足で踏み込まない』ことが必要だと改めて感じた」「自分自身も多様性に対する違和感をまだまだ持ってしまっていると再認識した」との声が聞かれました。

LGBT相談窓口の設置

2021年4月より性自認、性的指向に関わる働く上でのさまざまな相談を受ける「LGBT相談窓口」係を設置しました。LGBTの知識と理解のある外部の専門家が、当事者、LGBTを理解し支援する人など、さまざまな立場の方からの相談に対応します。

障がい者が活躍できる職場

特別支援学校と連携した職場体験の受け入れ

ロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクスは、地域の特別支援学校と連携し、継続的な生徒の職場体験を受け入れています。

高校1年時には物流業務に触れていただくことを目的とした職場体験、2年時以降は、将来的な就労を目的とした実践的な実習を行っており、毎年この体験活動を経験した生徒が当社に入社されています。就職後は同じ特別支援学校から就職してくる後輩の世話役として業務をフォローするため、保護者からは「働きやすい環境が整っている」と言う声をいただいています。

シニアが働きやすい環境の整備

佐川グローバルロジスティクスでのシルバー人材活用事例

社会的課題である人手不足が深刻化している一方、物流業務への需要は年々拡大しています。ロジスティクス事業もその例外ではなく、ロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクスの現場では、自社で多くのシルバー人材を直接雇用するとともに、シルバー人材センターからの派遣や業務委託も含め、経験豊かな60歳以上の方々が貴重な戦力として活躍されています。

65歳以上の方々は年金受給の兼ね合いのため、個人の勤務条件に合わせてシフトを調整する必要があります。一方、倉庫内作業の現場も物量に応じて繁忙期と閑散期の波があるため時期により従業員の人数調整が必要となり、両者それぞれにメリットがあります。

シルバー人材の方々はオペレーションセンターで主にピッキング、検品、値付け、梱包などの物流加工を担当されています。60歳以上のパート・アルバイト在籍者の平均勤続年数は約10年と長く、安定したシフトで就労いただけることから、今後もさらに重要な人材となっていくと考えています。

シルバー人材センター
シルバー人材センターとは
地域に密着した、臨時的かつ短期的または軽易な高齢者にふさわしい仕事を企業・家庭・公共団体などから請負・委託により引き受け、会員(原則60歳以上)に提供する都道府県知事認可の公益法人。

佐川急便 北九州でのシルバー人材による宅配業務委託

佐川急便の北九州営業所では、2017年8月より車両を使わない配達業務の一部を北九州シルバー人材センターから派遣されたシルバー人材に委託しています。

高齢化が進む北九州市は、高齢者の就業率向上が自治体の抱える課題となっていました。本取り組みは、人口減少が続くことで今後の人材確保が難しくなっていくことを見越して、同営業所において、北九州シルバー人材センターおよび北九州市と三者連携協定を締結し、社外パートナーを活用した集配体制を確立するものです。配達員は、小規模物流拠点から台車や自転車を使って小型荷物やメール便の配送を行っています。集配エリアを細かく区切り地域密着型にすることで、業務の品質向上にもつながるなど、高齢者の就労支援とお客さまの満足度向上の両方を実現しています。

また、本取り組みを含めた多様な働き方の推進はSGホールディングスグループの社内表彰制度「ダイバーシティアワード2019」の「働き方改革部門」においてグランプリを獲得しました。


個性・多様性を尊重した組織づくり