中期経営計画『First Stage 2018』
- 総合物流ソリューションの進化と生産性向上による持続的成長基盤の整備
- 海外事業基盤の強化と国内事業との一体展開によるグローバル物流ネットワークの確立
- 物流周辺事業のバリューアップと最適化
- 人材マネジメントシステムの構築と人材活用の多様化
- 積極的な最新技術の利活用によるサービスの差別化と業務の合理化
- コンプライアンス体制強化の徹底
社会の公器たる企業グループとして、お客さま、従業員、地域社会、取引先、株主の各ステークホルダーの皆さまの期待に応える「ステークホルダー経営」を推進しています。CSR重要課題は、その一つの指標として社会からの関心度が高く、自社にとっても影響度が高い課題を特定したものです。重要課題の特定プロセスにおいては、社会からの要請事項と乖離がないかを確認するために、国際社会で解決を目指す「SDGs」を活用しました。
「物流という社会インフラをゆるぎなく提供しつづけること」
「SGホールディングスグループは、地理的にもビジネス領域においてもより幅広く、持続的な成長を目指すことを中期経営計画で唱えている。」
※2017年に実施したCSR重要課題特定時点の中期経営計画
海外・国内における各種リスクに加え、グループ全体としては、ガバナンス関連、システム関連、環境関連、安全、品質などのリスクを抱えており、対応が必要である。
事業領域における主なリスクについて、下記のとおり発生の可能性があることを認識し、それぞれ短期的、中長期的な対応を行っています。
重要7課題 | 関連するSDGs | 取り組みテーマ | バウンダリ | |
---|---|---|---|---|
国内 | 海外 | |||
安全・安心なサービスの提供 | 交通安全 | ◯ | ◯ | |
労働安全衛生 | ● | ◯ | ||
品質 | ◯ | ◯ | ||
環境に配慮した事業推進 | 気候変動 | ● | ◯ | |
資源循環 | ● | ◯ | ||
自然との共生 | ● | ◯ | ||
個性・多様性を尊重した組織づくり | 人権の尊重 | ● | ● | |
労働慣行 | ● | ◯ | ||
ダイバーシティ&インクルージョン | ● | ◯ | ||
総合物流ソリューションによる新しい価値の創造 | 進化した物流ソリューション | ◯ | ◯ | |
デジタル化と最新技術 | ◯ | ◯ | ||
地域社会への貢献 | 地域貢献 | ◯ | ◯ | |
サステナブル調達の推進 | サプライヤーマネジメント | ● | ◯ | |
コーポレートガバナンス | ● | ● | ||
責任ある経営基盤の構築 | コンプライアンス | ● | ◯ | |
リスクマネジメント・情報セキュリティ | ● | ◯ |
※バウンダリの考え方 : 課題に沿って取り組みを実施している範囲
※● 全体をカバー
※◯ 一部をカバー
CSR重要課題を再特定するにあたり、国際的に合意されたSDGsを活用して、社会的な要請事項との乖離がないかを確認したことは意義があると思います。また重要課題特定までのプロセスや事業領域上のリスクを表や図で示してあり、わかりやすいです。人権・労働関連リスクが海外のみに示されていますが、国内にも存在することを指摘したいと思います。重要課題の活動テーマごとについてリスクと機会の洗い出しをされるとよいと思います。