SGH

資源循環

資源循環に関する方針

SGホールディングスグループでは、事業活動における各種資源の使用量を削減するとともに、使用した資源を可能な限り再生することで、限りある資源を循環的に活用することが企業としての責務だと考えています。前掲の環境方針に則り、SGホールディングスグループで使用した資源のリユース・リデュース・リサイクルの3Rを推進していくことに加えて、事業を通じて廃棄物の処理やリサイクルに関わる静脈物流の一部を担うことで、循環型社会の構築に貢献していきます。また、一部の物流施設においては太陽光発電施設を設置し、再生可能エネルギーの活用促進にも貢献しています。

資源循環に関する目標と実績

バウンダリ 中長期目標 2020年度目標 2019年度目標 2019年度実績
SGホールディングス
グループ
グループ全体における3Rの事業推進 佐川急便:
産業廃棄物の排出量
2020年度末までに2019年度比-1.0%
佐川急便:
廃棄物
排出量前年度比減
前年度比
-2.6%で達成
佐川急便:
取水量
2020年度末までに2019年度比-1.0%
佐川急便:
取水量
前年度比減
前年度比
-0.5%で達成
SGムービング:
コピー用紙使用量
2020年度末までに2019年度比-1.0%
SGムービング:
コピー用紙使用量
2019年度末までに2018年度比-1.0%
前年度比
+14.0%で未達成
SGムービング:
事務用品のグリーン購入比率前年度比増
SGムービング:
事務用品のグリーン購入比率前年度比増
購入比率前年度比
+7.0%で達成
SGモータース:
廃棄物のサーマルリサイクルとマテリアルリサイクルの推進
SGモータース:
廃棄物のサーマルリサイクルとマテリアルリサイクルの推進
サーマルリサイクルとマテリアルリサイクルが可能な産業廃棄物処理業者との契約を拡大

2019年度、佐川急便では廃棄物排出量・取水量ともに削減を達成しました。SGムービング、SGモータースでは「エコアクション21」に取り組み、廃棄物排出量などについてPDCAサイクルによる検証を継続しています。

資源循環に関する取り組み

環境に配慮した車体の開発

SGモータースでは、環境にやさしい「ECO車体」の開発を行っています。

カップ麺容器の製造時に発生する廃材などをリサイクルした樹脂製の板をルーフパネルの内装材として使用したり、トラック内部の床材に育成が早い植林木のアカシア材を使用したりすることで、環境負荷低減につなげています。

製造工程排出廃材のリサイクルフロー図

車両関連リサイクル

佐川急便をはじめとするグループ各社で使用した車両は、SGモータースが各種リサイクル処理を行っています。使用可能な車両は譲渡を行い、それ以外の車両についても、可能な限りリサイクルなどの環境に配慮した処分を実施しています。また、車両整備時に発生するエンジンオイルなどの廃油をボイラーの燃料として活用するサーマルリサイクルを推進するなど、資源の循環処理に努めています。

主なリサイクル処理項目

  • 車両整備作業時に発生するフロンの回収、破壊処理
  • 車両用オイルの回収、リサイクル
  • 車両整備・ボディ製造に関わる廃材のリサイクル
  • 廃バッテリーの回収・交換、リサイクル

2019年度 車両の入れ替えデータ

2019年度処理台数 うち譲渡台数 うちリサイクル台数
1,765 1,512 253

エコユニフォームの採用

SGホールディングスグループは、環境負荷の少ない製品を選択する「グリーン購入」を進めており、その一環として佐川急便のユニフォームには、ペットボトルを再利用したエコマーク認定品を採用しています。2002年度から2019年度までに約310万着のエコユニフォームで500mlペットボトル約1,460万本を使用しました。使用済みのユニフォームは可能な限りリユースを行い、困難なものは製鉄燃料としてリサイクルしています。さらに、セールスドライバー®の軍手もエコマーク認定品を採用しています。

ユニフォームができるまで

  • ペットボトルのラベルをはがしてキャップを取り、水洗いをする
  • 粉砕してPETフレークをつくる
  • PETフレークを溶かして糸にする
  • 縫製されたユニフォームの完成
ユニフォームができるまでのフロー図

リバース・ソリューション

SGホールディングスグループは、廃棄物の処理やリサイクルに関わる静脈物流のノウハウを活かし、さまざまな「リバース・ソリューション」を提供することで、循環型社会の推進に貢献しています。

家電の修理・回収(佐川急便)

佐川東京ロジスティクスセンター内の家電リペアセンターにて、回収・修理・発送をワンストップで行う「家電修理サービス」を提供しています。

また、リネットジャパン株式会社からの受託事業として、2015年より、小型家電リサイクル法に基づく「使用済み小型家電の宅配便回収サービス」を全国エリアで展開しています。

家電修理サービス運用フロー図

家電リサイクル回収マッチングシステム「SG-ARK」(SGムービング)

SGムービングでは、家電販売の小売業者と使用済み家電を引き取る運搬業者を仲介するサイト「SG-ARK」を2020年7月に開設しました。家電リサイクル法で小売業者に義務付けている家電4品目「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」「エアコン」「テレビ」の引き取りを確実にこなせるようにすることを目的としています。本サイトは収集運搬業許可を有する事業者が登録を行い、消費者から引き取り依頼を受けた小売業者が、事前に明示された運送料金などを見比べて収集運搬業者を手軽に探すことができます。 契約は電子契約で、従来の書面契約に比べて手続きを簡素化し、ペーパーレスの推進にもつながります。また、家電リサイクル法では“家電リサイクル券の交付・管理・保存等の義務”も小売業者に課されていますが、家電リサイクル券のデータ化と管理も「SG-ARK」内で行うことができ、収集運搬業者の選定から契約、リサイクル券の管理までを本システムで完結することが可能です。「SG-ARK 」は小売業者とエンドユーザーの利便性を図り、家電リサイクルの効率化および収集運搬業の適正化に努め、循環型社会の実現に貢献します。

SG-ARKイメージ図

廃棄物の削減と外部との協業

SGホールディングスグループでは、環境方針に定める「3Rの推進事業」をもとに、廃棄物の削減に取り組むとともに、外部との協業による廃棄物の削減も進めています。

例えば、SGモータースでは、環境にやさしい「ECO車体」の開発を行っています。カップ麺容器製造会社から排出される廃材をリサイクルした樹脂製の板をルーフパネルの内装材として使用するなど、環境負荷低減につなげています。

また、佐川急便では札幌北営業所において、北海道大学病院との協働により、入院および退院される方の荷物を輸送する際に梱包用ダンボールを使用せず、環境対応型梱包容器(折りたたみコンテナ)を活用する取り組みを行っています。廃棄物の発生を抑止し、コスト面・環境面・社会貢献面で循環型社会形成推進の一役を担うシステムを構築した点が評価され、この取り組みは2018年10月に、環境省・富山県・3R活動推進フォーラムが主催する「第13回3R推進全国大会」において、循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰を受賞しました。

折りたたみコンテナを使用した場合

折りたたみコンテナの活用イメージ図

環境に配慮した事業推進