SGH

SGホールディングスグループの
歴史

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SGホールディングスグループは、佐川急便の飛脚宅配便を軸に、お客様のニーズに答える機能を拡充しながら成長してきました。いつの時代でもお客様のために自分は何ができるかを考え、できることを精一杯実践する「飛脚の精神こころ」を創業の精神として持ち続け、社会を支えるインフラ企業として歩みを続けます。

1957年 − 1976

高度経済成長期 - 安定成長期

(大量生産・輸送時代)

京都ー大阪間の飛脚業として創業。当時の小口輸送は配達まで1週間以上かかることが当たり前だった中、スピードを重視する企業の小口輸送に着目し、翌日にお届けする「宅配便」のビジネスモデルの原型を築きました。

1957

佐川急便創業者・佐川清が京都において京都-大阪間を主体とした飛脚業を開始

創業者である佐川清が京都市において、京都ー大阪間を主体とした飛脚業をスタートしました。お客様のことを考え、お客様のためにできることを精いっぱい実践するという「飛脚の精神」を胸に、仕事に励みました。そのスピリットは半世紀以上を経た今でも、私たちに連綿と受け継がれています。

1961

「有限会社佐川」設立

1965

「佐川急便株式会社」設立

1965年11月、佐川清は佐川急便株式会社を設立。1960年ごろ使用していた軽三輪トラックの荷台には350kgしか積めなかったため、たくさんの荷物が詰める小型4輪トラックへ切り替わっていきました。

1977年 − 1986

第二次オイルショック - バブル経済

(多品種少量生産時代)

国民の経済的水準が高まり、消費者の嗜好、ニーズが多様化するとともに、物流網が拡大。佐川急便は全国を縦貫する路線網の完成後、全国貨物追跡システムを稼働しました。

1977

全国ネットワーク完成

1978

佐川急便が国内100拠点目オープン

1984

ハンガー輸送を開始

1980年代からは当社グループにとって、ビジネススタイルの変化に対応すべく従来の「運送業」から「総合物流業」へ移行した過渡期ともいえる時期でした。当時、日本のファッション業界はDCブランド最盛期でした。その中で、アパレルメーカーからの要望を受け商品を梱包せずハンガーに吊るした状態で輸送する「ハンガー輸送」を開始し、保管倉庫を建設するなど、輸送だけでなく保管も行うという総合物流企業への第一歩を踏み出したのです。

1985

全国貨物追跡システム稼働

1980年代半ば、1日の取り扱い荷物は100万個を超えていました。このような大規模な運送・物流サービスを支えたのがコンピューター・ネットワークです。荷物の到着を待ちわびるお客様に、荷物がどこにあるのかをお答えするため「貨物追跡システム」を全国規模で開始しました。

1986

「財団法人佐川留学生奨学会(現・公益財団法人SGH財団)」設立

1987年 − 1996

バブル経済崩壊 - 平成不況

(多品種少量・ 多頻度小口化時代)

通信販売や産地直送ビジネスに注目。BtoCのニーズが顕在化しました。グループ一体となって社会や市場により一層応えるために新制佐川急便が誕生しました。

1987

国内200拠点目オープン

1989

「財団法人佐川がん研究助成振興財団(現・公益財団法人SGH財団)」設立

全国トラックドライバーコンテストで佐川急便勢が初めて総合優勝・内閣総理大臣賞受賞

安全を第一に取り組みを続けてきた結果、1989年10月には全国トラックドライバーコンテスト(全日本トラック協会主催)で佐川急便勢が初めて総合優勝・内閣総理大臣賞を受賞し、史上初の満点獲得という快挙を果たしました。

1992

電気自動車を始めとした環境対応車の導入を開始

CO2排出量削減に向けて1992年に電気自動車2台を初めて導入して以来、試行錯誤を経て、1997年からは天然ガス自動車を積極的に導入しています。その後、天然ガス自動車フォーラムの研究会で発表をしたり、国内最大級の自家用天然ガススタンドを竣工したりと、着実に進展を図りました。2006年には、民間企業として初めて天然ガス自動車の導入累計3,000台を突破しました。

佐川急便が出荷支援システム「飛伝シリーズ」のサービスを開始

1990年代に入り合併を推進していた佐川急便では、それまで各地域で行っていたシステム開発を統一して行うようになりました。
そうしたなか荷主と佐川急便をオンラインで結ぶ画期的な出荷支援システム「飛伝98」を開発。「飛伝98」は、その後、「飛伝アシスト」、「飛伝BOY」へと発展し、ついには2001年、「e飛伝」として進化を遂げ、「e飛伝Web」サービスへと引き継がれました。

1996

航空宅配便「飛脚航空便」取り扱い開始

佐川航空(現・SGHグローバル・ジャパン)では、運輸省(現・国土交通省)から航空宅配便の認可を受け、遠隔地への翌日配達とわかりやすい地区別ゾーン運賃を特徴とする航空宅配便「ロケット便(現・飛脚航空便)」の取り扱いを開始しました。

アトランタ五輪男子マラソンに佐川急便陸上競技部所属選手が2名出場

1997年 − 2006

ITバブル - IT革命の成熟

(eコマース黎明期・成長期)

経営の意思決定のスピードアップや顧客ニーズ、市場環境の変化に速やかに対応できるよう純粋持ち株会社体制へと移行し、SGホールディングスが始動しました。

1997

創業40周年

1998

「宅配便・佐川急便」(現、飛脚宅配便)取り扱い開始

時代の変化とともに通信販売や産地直送ビジネスなどが注目され、事業者から一般消費者へのサービス(BtoC)「宅配便・佐川急便」(現・飛脚宅配便)の取り扱いを開始しました。

1999

保冷輸送サービス「飛脚クール便」全国展開開始

かねてより強い要望のあった保冷輸送サービス。佐川急便は1999年、「飛脚クール便(冷蔵)」の全国展開を果たし、続く2000年には「飛脚クール便(冷凍)」サービスも開始しました。

2000

カード決済可能な代金引換サービス「e-コレクト」全国展開開始

通信販売のニーズが高まり、従来の代引サービスを進化させ、カード決済を可能にした「e-コレクト」サービスを2000年に開始。各方面からの注目を集め、急速に普及しました。

2003

佐川急便環境行動制定

佐川物流サービス(現・佐川グローバルロジスティクス)では、2000年2月に「ISO14001」の認証取得のためにプロジェクトチームを発足し、コピー用紙の使用量の削減、ゴミの分別廃棄の徹底、雑排水の削減など、地球環境に対する負荷を抑えるためのシステム構築を開始し、グループ初の「ISO14001」を認証取得しました。
佐川急便においても環境マネジメントシステムを導入し、2001年8月に「ISO14001」の認証を取得しました。この環境マネジメントシステムに準じて、2003年3月に佐川急便初となる正式な環境指針「佐川急便環境行動」を制定しました。

2004

電車型特急コンテナ列車「スーパーレールカーゴ」運行開始

佐川急便はモーダルシフトの推進に向けてJR貨物と特急コンテナ電車の共同開発をスタートさせ、続く2002年には、物流業界で世界で初めてWWFの「クライメート・セイバーズ・プログラム」に参加を表明しました。そして2004年には、スーパーレールカーゴが運行を開始しました。

2006

純粋持株会社「SGホールディングス」設立

日々変化するお客さまのニーズに対応できるように意思決定スピードを高めることを目的に、経営戦略の策定・管理機能を持った純粋持株会社「SGホールディングス株式会社」を設立しました。

2007年 − 2020

デフレ長期化 - アベノミクス

(eコマース拡大成長期)

グローバル化やeコマースの成長によって、企業の物流課題は複雑化・高度化。先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®」の立ち上げや高付加価値サービス「TMS」の拡大など、お客さまのあらゆる物流ニーズに対応する体制を強化しました。

2014

先進的ロジスティクス・プロジェクトチーム「GOAL®」を発足

グループ横断の先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®(Go Advansed Logistics)」を発足しました。お客さまの目の前にある課題の解決だけでなく、潜在的な課題まで発掘・解決し、物流の全体最適解を提案します。

2017

東京証券取引所 市場第一部に上場

2017年12月13日、東京証券取引所に新規上場いたしました。

2020

Xフロンティア竣工

佐川急便の大規模な中継センターと、ECプラットフォーム、国際物流、大型・特殊輸送などグループ各社の多様な物流機能が交わる「Xフロンティア」を竣工しました。各社の機能を有機的に融合することができる本施設をグループのフラッグシップセンターとして、お客さまの経営課題に対して物流の側面からサポートしていく体制をさらに強化してまいります。

2021

ニューノーマル 時代

GOAL®によるオーダーメイド型のソリューションビジネスを拡大。トータルロジスティクス機能の強化で既存の物流ビジネスを進化・変革していきます。また、サプライチェーン全体のデザイン、プラットフォーム化で積極的開拓を推進し、社会を支えるインフラ企業としての使命を果たしていきます。