ＳＧホールディングスグループは、汚職につながる行為の禁止と腐敗行為の防止に努めています。倫理・行動規範の中では、「公私のけじめ」「接待の節度」「公務員や政治家との付き合い」等を掲げ、「贈答・会食・接待等を社会的に許容される範囲内に留め、不正な目的に利用したり、利用されたりすることのないよう十分注意を払います」等と明記しています。また、グループの行動憲章や倫理・行動規範に基づいた考え方を具体的に示した贈収賄防止方針を策定しています。これらの運用により、各国の腐敗防止関連法令を遵守し、公正な事業慣行の確立を目指します。

また、社員が汚職や腐敗に係るリスクを確認し、個々人の行動に反映させるために、社員向けのポータルサイトに倫理・行動規範と贈収賄防止方針を常時掲示しており、期首には社員は倫理・行動規範に沿って行動することを宣誓しています。

さらに、定期的にグループ従業員に対して、倫理・行動規範の読み合わせなどの教育を実施しています。

贈収賄防止方針および倫理・行動規範については、改定が必要な場合には、取締役会に上程し、決議を経ており、適切な内容となるよう監督がなされています。

ＳＧホールディングスグループでは、相談や通報を受け付ける「コンプライアンス・ホットライン」を設けています。コンプライアンス・ホットラインは国内だけでなく、海外向けの窓口を設けており、贈収賄防止方針および倫理・行動規範に違反する、または違反の恐れがある行為を通報対象としています。会社は社内通報ルールに基づき対応し、通報者及び調査協力者の匿名性を確保して社員等が不利益な扱いを受けないよう配慮しています。

当社グループは新規取引案件の法務デューデリジェンス等において、贈賄や腐敗防止に関する確認項目を追加し、確認しています。