自然との共生
自然との共生に関する方針
SGホールディングスグループでは、「社会と自然の共生」を環境に関する重要な取り組みのひとつと位置付け、環境方針にのっとり、次世代を担う子どもたちを主な対象に、環境コミュニケーション活動に取り組んでいます。
自然との共生に関する取り組み
次世代への環境啓発
高尾100年の森プロジェクト
「佐川急便 高尾100年の森(東京都)」では、里山での体験を通して「自然と人とのつながり」を学ぶことを目的に、次世代を担う子どもたちを対象にした自然体験学習を継続的に開催しています。
また市民、大学などの教育機関や専門家、NPOなど多くの人と協働し、「人と自然が共生する里山」の再生を「100年」という言葉に象徴される長期的なビジョンのもと、ゆったりとしたタイムスケールで進めています。
環境出前授業
佐川急便は、小学校、幼稚園向けに環境出前授業を行っており、佐川急便の物流を通じたエコ活動や森林保全活動について、クイズや配達実演を交えて紹介しています。また、佐川林業が高知、徳島の両県に保有する「さがわの森」の間伐材を使用したネームプレート作り体験なども実施し、自然への親しみを感じていただいています。
全国エコメッセージ絵画コンクール
SGホールディングスと佐川急便は、全国の小学生を対象に「全国エコメッセージ絵画コンクール」を開催しています。最優秀賞である環境大臣賞受賞作品は、佐川急便のトラックにラッピングされ、都市部を中心に全国を走行しています。
特設サイト「全国エコメッセージ絵画コンクール」
従業員への環境啓発
佐川急便では、従業員の環境意識向上を目的に、毎月環境に関するテーマを定め、重点的に活動する「佐川急便環境行動」を実施しています。
森林保全
高知、徳島の両県に、約800ヘクタールの森林「さがわの森」を保有する佐川林業では、「森林サイクルの循環を守ること」を最大のミッションとして、森林保全事業を行っています。
森林保全は、木が成長する段階でCO2を吸収するため、気候変動対策のひとつとして近年注目されています。しかし担い手の高齢化などに伴い林業の事業継続が困難になりつつあり、必要な整備が行われずに放置されてしまう森林の荒廃化が問題になっています。
このような社会課題を踏まえ、佐川林業では、地元の森林組合などと協力しながら、植林・下刈・枝打ち・間伐などの森林保全事業を継続しつつ、新規山林の追加取得を行い、持続可能な森林経営の実現を目指しています。育てた木材は、次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」や、グループ従業員および家族向け保養所「熱海パーク」で使用するなど、豊かな森林資源の活用を促すことで、森林サイクルの循環維持に取り組んでいます。
また、森林から創出したカーボン・クレジット(※J-クレジット)を活用し、グループの事業活動に伴うCO2排出量を一部オフセットしています。
※J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。
動画
SGホールディングスグループにおける森林資源の活用についてご紹介します。
環境に配慮した事業推進