Ami Shibata
佐川急便株式会社/人事部 人材開発課
2021年入社
現場で学んだ「気遣い」と「適材適所」を、次の世代の挑戦につなぐ
お客さまと触れ合う現場だからこそ知った、本当のプロフェッショナルとは
01.PROFESSIONAL
現在は人事部で高校新卒採用を担当していますが、キャリアのスタートはセールスデリバリー職でした。市街地に所在するサービスセンターを拠点に、台車での集荷・配達と営業を担当していたんです。入社前は体力面への不安もあり、「配達のプロになれるだろうか」という心配も正直ありました。それでも、最初のうちは先輩の横につき、ルートやお客さまの特徴を一つずつ教わりながら、少しずつできることを増やしていきました。
印象に残っているのは、お客さま先で見た先輩の“気遣い”です。置き場所を確認する、エレベーターのドアをさりげなく押さえる、道で歩行者を優先する。細やかな配慮の積み重ねを目の当たりにして、「佐川急便は配達のプロであると同時に、気遣いのプロでもあるんだ」と感じました。
ある日、集配と問い合わせ対応が重なり焦っていた私に、先輩がかけてくれた言葉があります。「私たちが触っているのは“荷物”だけど、関わっているのは“人”なんだよ」。その言葉の意味を少しずつ実感しながら、お客さまとの約束を守ること、守れないときは早く正直にお伝えすることを何より優先するようになりました。ご迷惑をおかけしてしまったはずのお客さまから「最後まで対応してくれて助かったよ」と言っていただけたときには、誠実に向き合うことの大切さを実感しました。
センター長として学んだ、“人を生かす”視点
02.MOTIVATOR
2年目の半ばには、サービスセンター長を任されることになりました。パートナー社員※を含めて10人弱の小さな組織ですが、現場運営の要となる役割です。
年上のメンバーも多い職場で心掛けたのは、自分が率先して動くことと、日々の小さなコミュニケーションを欠かさないことでした。一人一人と話をしていくと、「本当はこんな仕事に挑戦してみたい」「実は家庭と業務のバランスに悩んでいて…」といった本音が少しずつ見えてきます。その声を踏まえて業務を調整すると、メンバーの表情が明るくなってセンター全体の動きもスムーズになっていきました。適材適所を意識することで、現場が大きく変わる。その実感とともに、「人の力があってこそ現場は回り続ける」という思いが強くなりました。また、「一緒に働きたいと思ってくれる仲間を増やしたい」「現場の魅力をきちんと多くの方々に伝えたい」という気持ちも芽生えてきて…。あらためて振り返ると、今のキャリアにつながっていますね。
同時に、規模は小さくとも責任者として働いた現場での経験は、今振り返っても私の中でとても大きな財産となっていると感じます。たくさんのお客さまやメンバーとの関わり、さらにはサービスセンターのP/L(損益計算書)など収支を見る経験は、社会人として大事な視野の広さや考える力などにもつながりました。
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※契約社員・パートタイマー・アルバイト
「初めて会う佐川の人」として、等身大の魅力を伝えたい
03.RECRUITER
そんな思いを形にするきっかけとなったのが、グループ内で新たな職種に挑戦できる「グループ公募制度」です。センター長としての経験を重ね、「次は新しいことに挑戦してみたい」と考えたタイミングで応募を決意。上司も「行くなら早いほうが良いよ」と背中を押してくれ、人事部 人材開発課への異動が決まりました。
異動直後は、まるで転職したような感覚でした。現場で一日中動き回っていた生活から、ほぼ終日デスクワークという働き方へ。最初は少し落ち着かない気持ちもありましたが、現場で身に付けた会社や仕事に対する理解が土台になり、「新しいやり方で、同じ会社を支えている」という手応えを少しずつ感じるようになりました。
今は、高校新卒採用の担当として、採用広告の企画や企業説明会の運営など、多岐にわたる業務に携わっています。企業説明会の場では、会社の紹介や制度の説明だけでなく、自分自身の実体験も織り交ぜながら話すようにしています。「魂のこもった言葉は、人の心に届く」。そう信じて取り組んでいます。
小柄で声も大きい方ではない自分が、セールスデリバリー職として現場で働いていたことをお伝えすると、驚いてくださる学生さんも多いです。その驚きが、「自分でも活躍できるかもしれない」という前向きなイメージにつながればうれしいですし、4年間の現場経験が今の自信にもなっています。求職者にとっての「初めて会う佐川の人」、会社の“顔”になれることに、誇りとやりがいを感じます。
これからも、使命感とワクワク感の両方を大切にしながら、「佐川急便の新しい一面」を次の世代に伝えていきたいですね。
ただもちろん、このキャリアは、私の希望や挑戦の結果です。一人一人、やりたいことは違うと思いますし、理想も人それぞれです。グループ公募制度をはじめとした多様な制度で、それをかなえられる環境があり、佐川急便の現場では、物流のどの領域にも通ずる基礎を学ぶことができました。佐川急便で物流への挑戦の一歩目を踏み出してくれる仲間をお待ちしています。
質問
- Q. 就職活動中に就きたかった仕事と佐川急便を選んだ理由
- もともとは、空港で働くグランドスタッフに憧れていましたが、コロナ禍で航空業界が大きな打撃を受け、「安定していて、かつ変化に強い会社」で働きたいと考えるようになりました。EC業界を調べる中で物流の重要性を知り、「変化と挑戦」というメッセージに共感して佐川急便を選びました。
- Q. SGホールディングスグループの好きなカルチャーは?
- 誰かの挑戦や成果、成長を周りが温かくたたえ合うカルチャーです。営業所でも人事部でも、案件獲得やイベントの成功を、恥ずかしくなるくらい喜んで言葉にしてくれる風土があります。
- Q. 今後チャレンジしてみたいことは?
- 高校生など若い世代に届く新しい採用手法に挑戦し、「佐川急便で働く自分」を具体的にイメージしてもらえる発信をしていきたいです。将来的には社内制度や環境づくりにも関わり、「選ばれる仕事」にしていくことにも挑戦したいと考えています。一方、現場時代に果たせなかった運転職にも興味があり……やりたいことがいっぱいです!(笑)自分にできることを増やしていきたいですね。
INTERVIEW
SGHグループで働く先輩社員たちにインタビュー