SGH

SGホールディングス

2024年3月期第2四半期決算について

経営・人事

 SGホールディングス株式会社は、20243月期第2四半期決算を発表しましたので、お知らせします。

 今期は、新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」という)の法律上の取り扱いが引き下げられ、経済社会活動の制限が解除されたことを背景に景気は緩やかに回復しました。一方で、デリバリー事業においては取扱個数が前年同四半期に対して減少したこと、ロジスティクス事業において海上・航空貨物ともに取扱量が減少し、海上・航空運賃は底這い状況が継続していることから、当第2四半期連結累計期間の営業収益は6,43378百万円(前年同四半期比14.4%減)、営業利益については、38666百万円(同39.7%減)となりました。

20243月期第2四半期の業績】

 

2023年3月期
2四半期実績

2024年3月期
2四半期実績

営業収益

751,312百万円

643,378百万円(△14.4%)

営業利益

64,144百万円

  38,666百万円(△39.7%)

経常利益

66,544百万円

39,237百万円(△41.0%)

親会社株主に帰属する
四半期純利益

51,944百万円

25,276百万円(△51.3%)

※( )内の%表示は、対前年同四半期増減率

セグメント別概況

 デリバリー事業におきましては、物価調整後の家計消費支出の弱まりなどの影響を受け、BtoBBtoCともに前年同四半期に対して取扱個数が減少しました。また、「TMS1」については、「GOAL®2」による提案営業などを継続していますが、前連結会計年度に受託した感染症関連案件が剥落した影響などもあり、前年同四半期の実績をわずかに下回りました。一方で、平均単価は小型荷物の割合の上昇などによる下押し要因があるものの、20234月からの届出運賃改定や取引ごとの適正運賃収受の取り組み効果により、前年同四半期に対して上昇しました。また、LINE株式会社(現・LINEヤフー株式会社)が運営・開発するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」において、20234月から「配達予定通知」や「お荷物問い合わせサービス」などがご利用いただける佐川急便LINE公式アカウントを開設するなど、各種デジタライゼーションの推進による生産性やお客さまの利便性向上への取り組みを継続して行ってきました。この結果、営業収益は5,04920百万円(前年同四半期比2.4%減)、営業利益は34534百万円(同21.3%減)となりました。
 ロジスティクス事業におきましては、物価上昇による金融引き締めなどを背景とした景気後退懸念や、米国での消費者マインドの停滞などにより、海上・航空貨物の取扱量が減少しました。また、海上・航空運賃については底這い状況が継続したことから、営業収益は1,06338百万円(前年同四半期比48.0%減)、営業損失は1640百万円(前年同四半期は営業利益14516百万円)となりました。
 不動産事業におきましては、業績は計画通り進捗していることから、営業収益は3814百万円(前年同四半期比3.9%増)、営業利益は2310百万円(同15.0%増)となりました。
 その他の事業におきましては、前連結会計年度において半導体不足などの影響により不振であった新車販売が回復した結果、営業収益は2834百万円(前年同四半期比10.5%増)、営業利益は2315百万円(同8.2%減)となりました。
 

今後の見通し

 感染症による経済の落ち込みから回復基調にありますが、物価上昇、為替相場での円安および世界的な金融引き締め政策の継続や、地政学リスクの拡大などを背景に景気後退が懸念され、先行きは依然として不透明な状況が続いています。そのような中、当社グループは、中期経営計画「SGH Story 2024」の2年目として、重点戦略である総合物流ソリューション「GOAL®」の高度化、競争優位創出につながる経営資源の拡充、ガバナンスの更なる高度化に引き続き取り組んでまいります。また、当社の連結子会社である佐川急便株式会社においては、20244月より、届出運賃を改定します。これは、エネルギーや労働コストも含めた原価の上昇が進んでいることに加え、20236月に政府から「物流革新に向けた政策パッケージ」が公表され、物流企業に対して求められている「2024年問題」や2030年の輸送力不足を見据えた長期的かつ継続的な対応を踏まえ、社会インフラである物流を担う企業グループとして、高品質な物流サービスを持続的に提供するためのものです。

(※1)     宅配便以外の付加価値を提供するソリューションTransportation Management System
(※2)     先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®(GO Advanced Logistics)」

先進的なロジスティクスの提供を通じ、物流の課題解決という『ゴール』へお客さまと共に突き進むグループ横断型専門家集団を意味します

20243月期連結業績予想の修正ついて

 第2四半期連結累計期間の業績および景気動向を踏まえ、20243月期の業績予想は営業収益13,400億円としました。

【修正の内容】

 

前回発表予想
A

今回修正予想
B

増減額
BA

増減率

(ご参考)前期実績
20233月期)

営業収益

1,380,000
百万円

1,340,000
百万円

40,000
百万円

2.9

1,434,609
百万円

営業利益

100,000
百万円

91,500
百万円

8,500
百万円

 △8.5

135,275
百万円

経常利益

101,000
百万円

92,500
百万円

8,500
百万円

 △8.4

137,941
百万円

親会社株主に帰属する
当期純利益 

68,000
百万円

61,500
百万円

6,500
百万円

9.6

126,511
百万円

1株当たり当期純利益

108円22

98円33

 

 

199円56

2024年3月期 第2四半期決算の詳細は、各種資料をご覧ください。
▶IR・ESG情報
https://www.sg-hldgs.co.jp/ir/