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佐川急便

佐川急便と西濃運輸が本州最北端の青森県下北郡向け荷物の共同輸配送を開始

物流総合効率化法に基づいた総合効率化計画に認定

事業

 SGホールディングスグループの佐川急便株式会社(以下「佐川急便」)と西濃運輸株式会社(本社:岐阜県大垣市田口町、代表取締役社長:小寺 康久、以下「西濃運輸」)は、将来的に持続可能な輸送ネットワークの構築・維持を目指すべく、人口減少地域である青森県下北郡向け荷物の幹線共同輸送およびお届け先までの共同配送を開始しました。
 本取り組みは、物流分野における省力化・環境負荷低減を推進するための「物流総合効率化法」※に基づいた「総合効率化計画」として、725日付で国土交通省東北運輸局から認定を受けました。なお、84日に東北運輸局で執り行われる認定通知書交付式に出席します。

西濃運輸・盛岡支店に佐川急便のトラックが到着する様子

西濃運輸・盛岡支店に佐川急便のトラックが到着する様子
 

1.概要

 佐川急便と西濃運輸は、持続可能でより利便性の高い輸送サービスを提供していくことが運輸・物流事業者としての社会的使命であるという認識のもと、それぞれ全国に輸送ネットワークを築いてまいりました。そのような中、人口減少地域への幹線輸送やその地域内での配送に関するトラックの低積載率運行の改善、ならびに2024年問題や労働人口の減少による将来的なドライバー不足への対応が課題になっています。
 その解決策の一つとして、このたび、青森県下北郡向け荷物の幹線輸送、ならびに青森県下北郡での配送を両社共同で実施いたします。これにより、トラックの積載効率が向上し、トラック台数の削減、それによる労働・環境負荷低減など、持続可能な輸配送サービスを継続してまいります。

 

2.運用スキーム

Before

Before

 

After

After

①各社、岩手県以西からの荷物を岩手県内の拠点(佐川急便・岩手営業所/西濃運輸・盛岡支店)に集約、下北郡行きの荷物を積載した佐川急便のトラックが西濃運輸・盛岡支店に立ち寄り、西濃運輸の下北郡行きの荷物を積込、出発。

②佐川急便の下北営業所に到着後、エリア別に仕分けを行い、佐川急便のドライバーが西濃運輸の下北郡行きの荷物も含め配達。

 ◆西濃運輸の荷物の所在は、佐川急便のドライバーが保有している端末機で入力しており、西濃運輸社ホームページで確認することが可能です。
 

3.認定通知書交付式

■日 時:令和584日(金)1330
■場 所:東北運輸局(本局庁舎)2F記者会見室
 〒983-8537 宮城県仙台市宮城野区鉄砲町1番地 仙台第4合同庁舎

詳細につきましては、以下URLよりご確認をお願い致します。
国土交通省東北運輸局:「本州最北端、青森県下北郡のトラック共同輸配送 ~佐川急便・西濃運輸による総合効率化計画が認定されました~」(2023726日)
https://wwwtb.mlit.go.jp/tohoku/content/000300216.pdf


※物流総合効率化法

輸送、保管、荷捌きを一体的に実施するとともに、輸送網の集約、共同化等の合理化・効率化を図り、環境負荷低減と業務の省力化を図る事業に対して、その計画の認定、関連支援措置等を定めた法律。

 

 
佐川急便株式会社Webサイト
https://www.sagawa-exp.co.jp/