SGH

佐川急便

サステナブル・ロジスティクス連携協定締結について

事業

 株式会社PALTAC(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:糟谷誠一、以下PALTAC)と佐川急便株式会社(以下佐川急便)は両社が保有する社会インフラを担うネットワークやノウハウを連携し、化粧品・日用品、一般用医薬品などの生活必需品を安定的に供給するための強固な流通基盤構築を目的に3月31日付で「サステナブル・ロジスティクス連携協定に向けた基本合意」を締結いたしました。
 

背景

 PALTACは「美と健康」に関する生活必需品を取り扱う中間流通業であり、年間35億個の商品を全国の小売業様にお届けしています。現在、中期経営計画「輝く未来へ ~サプライチェーンとともに歩む~」における戦略のひとつである「ロジスティクスソリューション力の強化」の中で、お取引先様との連携・協働により物流の2024年問題やCO₂排出量の削減など、社会課題の解決に取り組み、「人々の豊かで快適な生活の実現」を目指しています。
 また、佐川急便はSGホールディングスグループの中核事業会社として年間約14億個の宅配便を取り扱うとともに、中期経営計画「SGH Story 2024」では宅配便以外のビジネス拡充を成長エンジンと捉え、物流市場全体をサービスの提供範囲としたTMS*¹事業や3PL事業についてソリューションの拡大を図っています。特にチーム「GOAL®*²では、様々な業種・業態におけるフルラインの物流プラットフォームの構築にも注力しており、お客さまとともに新たな価値の創出を目指しています。
 現在、国内では、労働人口減少による物流作業員・ドライバー不足(いわゆる物流の2024年問題)への対応や災害の激甚化へのBCP強化、効率的な物流の仕組み構築やCO₂排出量の削減による2050年のカーボンニュートラル達成など課題が山積しています。そのような中、両社はこれまでの連携をさらに強化し、双方が保有する物流・配送拠点や既存配送事業者様を含めた配送ネットワークを活用した、持続的な物流インフラの構築、また、両社の保有する物流ノウハウの活用により社会課題を解決すると共にシナジー効果を最大化できるよう新たなビジネスモデルの構築に向けサステナブル・ロジスティクス連携協定に向けた基本合意を締結しました。
 
 今後、以下の課題に取り組んでまいります。

 1.流通業界(製・配・販のサプライチェーン)における持続的な物流インフラの構築
  ① 物流の2024年問題はじめ、様々な課題に対応し得る物流の構築
  ② 災害時も商品供給を持続し得る物流のBCP対策
  ③ CO₂排出量の削減に向けた取り組み 

 2.PALTACと佐川急便のお互いのノウハウを活かした物流最適化
  ① 既存配送事業者様を含む物流インフラの活用によるサプライチェーンのさらなる効率化
  ② 業界他社との共同物流、共同配送の推進
  ③ 異業種との連携・協働による業界の垣根を超えた物流の最適化
   (相互補完効果・スケールメリット最大化の追求)

 本協定締結により、商品を購入する生活者の皆様が、それぞれの地域の小売業様店舗を通じて、欲しい商品を欲しい時にいつでも入手できる、当たり前の日常を永続させ、「人々の豊かで快適な生活の実現」に向け、貢献してまいります。
 また、両社は今回の連携を通じて流通業界における「物流の効率化と強靭化を通じた社会インフラとしての寄与」をさらに高め、持続可能な社会を目指してまいります。 

以 上

* 1 「Transportation Management System」の略。従来の「貸し切り・直行」というチャーターサービスを強化し、お荷物に合わせた最適な輸送手段を提案するサービス
* 2 先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®(Go Advanced Logistics)」
 2014年に始動。先進的なロジスティクスの提供を通じ、物流の課題解決という『ゴール』へお客さまとともに突き進むグループ横断型専門家集団を意味します。お客さまと共に成長するパートナーとして、いま目の前にある課題の解決だけでなく、潜在的な課題まで敏感にキャッチしながら体制を構築し、物流の全体最適解の提案をミッションとしています。
* 3 業種・業態で取り扱われている様々な商品を対象とし、ワンストップでの物流を実現すること
 

本取り組みに関連するSDGs

SDGsロゴ

 
 

佐川急便株式会社Webサイト
https://www.sagawa-exp.co.jp/