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SGシステム

SGシステム AI-OCRプラットフォームサービス「Biz-AI×OCR」に 業務自動化率9割を超える手書き日本語AIモデルを搭載 ~佐川急便の手書き伝票読み取りで実績のあるAIモデルを活用~

事業

 SGホールディングスグループにてIT統括事業を担うSGシステム株式会社(以下SGシステム)は、AIを活用したOCROptical Character Recognition:光学文字認識)プラットフォームサービス「Biz-AI×OCR」に、手書きの日本語を高精度に読み取れるAIモデルを搭載し、20226月より提供を開始いたしました。お客さまのバックヤード業務の効率化をAIにて支援いたします。

 SGシステムでは、2019年に佐川急便の配送伝票のサイズ・重量入力業務を自動化するAI-OCRAIを活用した数字などを読み取るOCR技術)をフューチャーアーキテクト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神宮由紀、以下フューチャーアーキテクト)と共同開発し、入力業務にかかる作業時間を月間8,400時間短縮しました。※1 また、配送伝票だけではなく、AI-OCRを活用しグループの帳票入力業務を自動化するなど業務効率化に貢献してまいりました。
 このようなグループ内で培ってきたノウハウを元に、AIを活用したOCRプラットフォームサービス「Biz-AI×OCR※2を開発し、2021年よりグループ外のお客さまにも展開しています。今回新たに手書き日本語を読み取ることができるAIモデルをSGシステムとフューチャーアーキテクトで共同開発し、追加機能として搭載しました。また、追加搭載した日本語AIモデルは佐川急便の手書き伝票の読み取りにも活用しております。
 

Biz-AI×OCRの日本語AIモデルの特徴

  1. 画像ノイズに強く、解像度の低い文字画像や枠線を含む文字も読み取り可能
  2. 手書きのひらがな、カナ、英数字のほか地名、建物、社名、氏名等の漢字および様々な活字フォントにも対応
  3. 自然言語処理を応用し、書き間違いや文字飛ばしによる住所の誤記載を自動補正
  4. AIによる手書き日本語入力業務の自動化率「91.40%※3の読み取り精度は「99.49%※4

様々なタイプの文字・印刷からの読み取り結果例 この手書き日本語AIモデルの追加により、幅広くさまざまな手書き日本語の帳票を、高い精度で読み取ることを可能にするとともに、さらに高い自動化率や読み取り精度が必要なお客さまや、特殊文字への対応が必要なお客さま向けに、「AI学習サービス」も提供しています。「AI学習サービス」では、お客さまが特に効率化したい帳票入力業務や業務特性に合わせて、AIモデルの追加学習を行い、お客さま独自のAIモデルにてサービスをご提供いたします。

 今後もSGシステムは、DX化を進める全てのお客さまに対してAIを活用したサービスやさまざまなBPOサービスを提案することで、業務の省力化、効率化につながる高い付加価値の提供に努めてまいります。
 

会社紹介

 SGシステムは、佐川急便をはじめとしたSGホールディングスグループの各システムの開発・設計、保守・運用を行うシステムインテグレーション事業を中心に、物流ITのコンサルティング事業、総務・経理業務などのシェアード事業、代金引換サービスなどの決済事業、文書のイメージ化やテキストデータ化、コールセンターやバックオフィス業務などのBPO事業をグループ外のお客さまに対しても展開しています。

 
※1 佐川急便の配送伝票入力業務を自動化するAIシステムが本稼働 ~月間8,400時間を創出し、貴重な労働資源を最大限に有効活用~
   https://www.sg-hldgs.co.jp/newsrelease/2019/0802_1473.html

目視では読み取りづらい手書き数字(これに基づき料金が決定される)も、今回のAIシステムでは正確に読み取ることができる例※2 【SGシステム】 AIを活用したOCRプラットフォームサービス「Biz-AI×OCR」の提供を開始
   https://www.sg-hldgs.co.jp/newsrelease/2021/0127_1657.html
※3 手書き住所欄1,000万件(2.5億文字)の読み取りにおいて、AIがヒトの補正不要と判断した結果を算出(AIが自信度高と判定した結果)
※4 ※3の中で、AIが手書き住所欄(平均25文字)をすべて正しく読み取った結果を算出

 
 

SGシステム株式会社 Webサイト
https://www.sg-systems.co.jp/