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佐川急便

佐川急便と上天草市が包括連携協定を締結 ~両者が協働し持続可能なまちづくりと地域活性化を推進~

事業

 佐川急便株式会社(以下「佐川急便」)と上天草市(市長:堀江 隆臣)は、上天草市の地方創生の推進に関する「地域活性化包括連携協定」を締結し、930日、上天草市役所において締結式を行いましたのでお知らせいたします。

1. 背景

 上天草市は、熊本県の中西部、有明海と八代海が接する天草地域の玄関口に位置し、大矢野島、天草上島などの大小約68の島々で構成されている、穏やかな海に囲まれた自治体です。市の人口は1950年の55,050人(昭和25年国勢調査)をピークに人口減少が続き、平成27年の国勢調査では27,006人となっています。
 このような過疎化・少子化の進行や急激な社会・経済情勢等の変化により、市民の行政に対するニーズが高度・多様化しています。このことから、上天草市では、SDGsへの取り組みや、より合理的かつ効果的な行政運営が求められていることもあり、地域や民間の活力と連携した、協働によるまちづくりを推進していく必要があります。

 佐川急便は、総合物流企業として保有するリソースやノウハウを活用し、地域経済の活性化や、持続可能な社会の実現に向けた活動を積極的に取り組んでおり、観光やビジネス客の利便性を目的とした「手ぶら観光」や、交通インフラの維持・物流の効率化・環境負荷低減に効果が見込まれる「貨客混載事業」を促進しています。
 また、多様な労働力の確保に向けて女性や高齢者、グローバル人材など、あらゆる従業員が活躍できる職場づくりに取り組み、ダイバーシティを積極的に推し進めているほか、社会インフラの一つである物流を担う企業として、子どもや高齢者の見守り活動や災害時における物資の輸送協力など、地域の安全・安心に資する活動も行っています。

 本協定の締結を契機に、上天草市と佐川急便は、双方のリソースやノウハウを有効に活用し、協働することで市民の皆さまへの多様なサービスの創出、持続可能な暮らしやすいまちづくりと地域活性化を目指し、社会的課題の解決・改善に取り組んでまいります。

2. 主な協定内容

(1) 地域防災への協力に関すること
・災害時における救援物資の輸送等
・防災訓練等への参加やノウハウの提供 等

(2) SDGs及び地方創生等に関すること
移住の取り組みや空き家(廃校)利用への協力
・多様な人材が活躍できるまちづくりへの協力 等

(3) 地域の安全・安心に関すること
交通安全教室の開催や交通安全にかかわる情報の提供 等

(4) 健康の増進に関すること
・がん検診受診を呼びかける啓発活動の実施 等

(5) 高齢者・障がい者支援に関すること
お年寄りの見守り、お困りごと支援 等

(6) 子ども・青少年の育成に関すること
子ども110番への協力 等
職場体験や見学などの受け入れ協力 等

(7) 環境保全の推進に関すること
不法投棄などを発見した場合の情報提供 等
・車両などを活用した啓発活動 等

(8) 観光振興及び観光情報の発信に関すること
地域イベントへの参加、協力 等

(9) 地域産品の流通・販売支援に関すること
販路開拓・拡大及び販売促進の支援
・最適な物流ソリューションの提供 等
・エコ資材の提案やオリジナルロゴ入り段ボールの提供等

(10) 買い物困難者支援に関すること
・地域の高齢者等にとって買い物しやすい環境づくり 等

(11) 新型コロナウイルス感染症対策に関すること
ワクチン接種会場への物資輸送支援 等

上天草市と佐川急便株式会社との地域活性化包括連携協定調印式の様子(左から) 上天草市 堀江 隆臣 市長、 執行役員 兼 九州支店長 兼 南九州支店長 森 裕一郎
※写真撮影時のみマスクを外しています。

佐川急便株式会社Webサイト
https://www.sagawa-exp.co.jp/