SGムービング
バイオディーゼル燃料を使用したトラック走行実証に向け、実証コンソーシアムに参画
CO2排出ゼロの完全循環プラントシステムの社会実装を目指します
事業
SGホールディングスグループにおいて、大型家具家電の設置輸送および移転を主軸に「輸送+α」の付加価値を提供するSGムービング株式会社(以下「SGムービング」)は、異業種の5社と共に、株式会社Revo Energy(本社:大阪府大阪市、代表取締役:中谷 敏也)と「小型バイオディーゼル製造プラントシステムのテストプラント・テスト走行実証」に関して構成員として、協定を締結し、実証コンソーシアムに参画することが決定しました。
調印式当日は、株式会社Revo Energyが開発したミドリムシ由来のバイオ燃料の展示、株式会社B-Labのノウハウを活用した「完全循環プラントシステム※1」のコンセプト、大阪府箕面市のプラント設置計画などに加え、SGムービングはトラック走行実証部分を担うことが公表されました。
なお、株式会社Revo Energyが開発したミドリムシ由来のバイオ燃料などは、2025年に開催される大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンに出展を予定しています。
2024年5月28日の調印式(大阪イノベーションハブにて)
コンソーシアムの構成員
株式会社Revo Energy(代表企業)
株式会社池田泉州銀行
SGムービング株式会社〈SGホールディングスグループ〉
株式会社エリモHD
サステナブル・ラボ株式会社
株式会社B-Lab〈甲南大学発ベンチャー〉
三井住友海上火災保険株式会社
今回の実証コンソーシアムでの検討が、バイオ燃料の普及に繋がり、事業者自体が自社内で燃料調達ができるような先進的な取り組みの社会実装となれば、環境に優しいだけでなく、2024年問題の課題を解決、特に中小企業の多いトラック業界の一助になることが期待できます。
また、株式会社Revo Energyは、SGホールディングスグループのイノベーション推進プラットフォーム『HIKYAKU LABO』※2参加のスタートアップ企業の一つであり、SGムービングと多くの議論を重ねた結果が、今回の有機的な役割を持った実証コンソーシアムの結成に繋がりました。
当社は今後も、環境に配慮した事業活動を推進し、さまざまな企業と連携しながら持続可能な社会の実現を目指してまいります。
※1バイオディーゼル燃料を精製するプロセスを1つのプラント内に収容することができるシステム。バイオディーゼル燃料の原料となるミドリムシの培養装置、ミドリムシの油脂を抽出し燃料に変換する装置などを内包したプラントで、電力供給元に太陽光発電を用いることで無駄のないエネルギー循環を可能としたプラントです。
※2 SGホールディングスグループのイノベーション推進プラットフォーム。SGホールディングスグループは、2030年に向けた長期ビジョン「Grow the new Story. 新しい物流で、新しい社会を、共に育む。」を掲げ、業界の枠を超えた多様なパートナーと共に物流の改革の先に未来につながる価値の創出を目指しています。
SGムービング株式会社 Webサイト
https://www.sagawa-mov.co.jp/