SGH

SGホールディングス

2024年3月期第1四半期決算について

経営・人事

 SGホールディングス株式会社は、20243月期第1四半期決算を発表しましたので、お知らせします。
 
 2024年3月期第1四半期決算は、新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」という)の法律上の取り扱いが引き下げられ、経済社会活動の制限が解除されたことを背景に、景気は緩やかに回復しました。一方で、デリバリー事業においては取扱個数が前年同四半期に対して減少したこと、ロジスティクス事業において海上・航空貨物ともに取扱量が減少したことに加えて運賃の下落が継続したことから、当第1四半期連結累計期間の営業収益は3,18511 百万円(前年同四半期比17.7%減)、営業利益については、18832百万円(同43.4%減)となりました。

20243月期第1四半期の業績】

 

2023年3月期
1四半期実績

2024年3月期
1四半期実績

営業収益

3,869億38百万円

3,185億11百万円 (△17.7%)

営業利益

332億80百万円

188億32百万円 (△43.4%)

経常利益

357億71百万円

187億99百万円 (△47.4%)

親会社株主に帰属する
四半期純利益

234億36百万円

118億99百万円 (△49.2%)

※( )内の%表示は、対前年同四半期増減率

セグメント別概況

 デリバリー事業におきましては、平均単価は大型荷物の取り扱い減少などの影響が継続しているものの、20234月からの届出運賃改定や取引ごとの適正運賃収受の取り組み効果が上回り、前年同四半期に対して上昇しました。また、LINE株式会社が運営・開発するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」において、20234月から「配達予定通知」や「お荷物問い合わせサービス」などがご利用いただける佐川急便LINE公式アカウントを開設するなど、各種デジタライゼーションの推進による生産性やお客さまの利便性向上への取り組みを継続して行ってまいりました。一方で、物価調整後の家計消費支出の弱まりなどの影響を受け、BtoBBtoCともに取扱個数が前年同四半期に対して減少しました。さらに、「TMS1」については、「GOAL®2」による提案営業などを継続していますが、前連結会計年度に受託した感染症関連案件が剥落した影響などもあり、前年同四半期の実績をわずかに下回りました。この結果、営業収益は2,51928百万円(前年同四半期比2.5%減)、営業利益は17164百万円(同21.8%減)となりました。
 ロジスティクス事業におきましては、物価上昇による金融引き締めなどを背景とした景気後退懸念や、米国での消費者マインドの停滞などにより、海上・航空貨物の取扱量が大幅に減少しました。また、海上・航空運賃についても前連結会計年度末の水準からさらに下落したことから、営業収益は51244百万円(前年同四半期比55.1%減)、営業損失は1139百万円(前年同四半期は営業利益8331百万円)となりました。
 不動産事業におきましては、計画通り進捗していることから、営業収益は1855百万円(前年同四半期比2.4%減)、営業利益は1164百万円(同10.9%増)となりました。
 その他の事業におきましては、前連結会計年度において半導体不足などの影響で不振であった新車販売が回復した結果、営業収益は13481百万円(前年同四半期比8.3%増)、営業利益は1161百万円(同7.9%減)となりました。
 

今後の見通し

 感染症による経済の落ち込みから回復基調にありますが、物価上昇、為替相場での円安の継続および地政学リスクの拡大などを背景に景気後退が懸念され、先行きは依然として不透明な状況が続いています。当社グループにおきましては、中期経営計画「SGH Story 2024」の2年目として、引き続き重点戦略である総合物流ソリューション「GOAL®」の高度化、競争優位創出につながる経営資源の拡充、ガバナンスの更なる高度化に取り組んでいます。インフレの進行や世界経済の停滞といった中期経営計画策定時からの環境変化も踏まえ、持続的成長の実現に向けて、従業員に対する給与の引き上げやパートナー企業との関係強化など社内外リソースの強靭化とサービス領域拡張による成長基盤の確立を強化ポイントとして各種施策に取り組み、お客さまのニーズに柔軟に対応した輸送サービスを提供してまいります。

※1 宅配便以外の付加価値を提供するソリューションTransportation Management System
※2 先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®(GO Advanced Logistics)」
 先進的なロジスティクスの提供を通じ、物流の課題解決という『ゴール』へお客さまと共に突き進むグループ横断型専門家集団を意味します。
 

20243月期連結業績予想の修正について

 当第1四半期連結累計期間の業績や経済動向などを踏まえ、2023428日に公表しました20243月期の業績予想を修正しました。

①2024年3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値の修正(202341日~2023930 日)

 

前回発表予想
A

今回修正予想(B

増減額
BA

増減率

(ご参考)前期第2四半期(累計)実績
20233月期第2四半期)

営業収益

667,000
百万円

667,000
百万円

0
百万円

0.0%

751,312
百万円

営業利益

43,000
百万円

38,500
百万円

4,500
百万円

10.5

64,144
百万円

経常利益

43,000
百万円

38,500
百万円

4,500
百万円

10.5

66,544
百万円

親会社株主に帰属する
四半期純利益 

28,500
百万円

25,500
百万円

3,000
百万円

10.5

51,944
百万円

1株当たり四半期純利益

45円22

40円58

 

 

81円77

20243月期通期連結業績予想数値の修正(202341日~2024331 日)

 

前回発表予想(A

今回修正予想(B

増減額
BA

増減率

(ご参考)前期実績(20233月期)

営業収益

1,380,000
百万円

1,380,000
百万円

0
百万円

0.0%

1,434,609
百万円

営業利益

105,500
百万円

100,000
百万円

5,500
百万円

5.2

135,275
百万円

経常利益

106,500
百万円

101,000
百万円

5,500
百万円

△5.2

137,941
百万円

親会社株主に帰属する
当期純利益 

71,500
百万円

68,000
百万円

3,500
百万円

4.9

126,511
百万円

1株当たり当期純利益

113円45

108円22

 

 

199円56

2024年3月期 第1四半期決算の詳細は、各種資料をご覧ください。
▶IR・ESG情報
https://www.sg-hldgs.co.jp/ir/