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佐川急便

2025年、ドローンによる配送サービスの実用化を目指す

サンドラッグの商品をドローンでお届け、実証実験を1月11日より開始
ドローン物流の社会受容性向上に向けたドローン教室を実施

事業

 佐川急便株式会社、イームズロボティクス株式会社(本社:福島県南相馬市、代表取締役社長:曽谷英司)、一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田太)、株式会社サンドラッグ(本社:東京都府中市、代表取締役社長CEO:貞方宏司)は、728日に東京都が実施する「都内におけるドローン物流サービスの社会実装を目指すプロジェクト」の選定を受け、山間地域の生活利便性向上および持続可能な配送スキーム構築を目指し、4者で協議を重ねドローン配送プロジェクトを共同で進めてまいりました。
 このたび、125日の改正航空法の施行によって解禁された「レベル4飛行」を見据え、111日より東京都青梅市において、サンドラッグの商品(日用品、市販医薬品、食品等)をドローンで、店舗から指定場所までダイレクトに配送を行う実証実験を開始します。また、期間中に地域の小学校において、児童および地域住民を対象としたドローン物流に関する教室を開催(126日開催予定)。2025年度中のドローン配送サービスの実用化を目指します。
 
 近年、人口減少の山間地域等において、物流業界では将来的な人手不足が懸念されており、現状の輸送手段だけではサービスの品質維持が困難となることが想定されています。また、災害時には道路が寸断されるなど、陸上輸送が困難となることが懸念されます。あわせて、小売業界では、買い物弱者に商品・サービスの提供を維持していくために、商品の宅配サービスや移動販売、顧客送迎サービス等の持続可能な販売チャネルを拡大することが重要とされています。
 本プロジェクトでは、これらの課題を解決し、住民の生活利便性の維持向上を目的に、新たな輸送手段として、安全で効率的なドローンによる配送スキームを確立すべく実証実験を実施します。また、期間中に協力いただいた方にアンケートを実施し、利用実績や利用者の要望をもとに実用化に向けた取り組みを推進してまいります。加えて、ドローン物流の社会受容性向上に向けたプロモーション活動として、ドローン教室を実施いたします。

1.概要

 地域住民等から、株式会社サンドラッグのWebページ、またはお電話にてご注文いただいた商品(日用品、市販医薬品、食品等)を、ドローンを活用し、最短で当日中に青梅市の二俣尾2丁目運動広場、御岳運動広場まで配送します。

【使用するドローンの機体】 LAB6150(イームズロボティクス株式会社製)

使用するドローンの機体

機体サイズ(プロペラ込み) 2213mm×2011mm×980mm
機体重量(バッテリー込み) 14.9kg
最大ペイロード 10kg

【飛行ルート図】青梅市二俣尾2丁目運動広場から御岳運動広場まで(約4.8km)

飛行ルート図

2.実施日及び実施時間帯

2023111日(水)から210日(金)まで
午前11時頃から午後4時頃まで、1日最大5往復(予定)

3.プロジェクト実施者

プロジェクト実施者

 佐川急便株式会社、イームズロボティクス株式会社、一般財団法人日本気象協会、株式会社サンドラッグの4者は、今後もレベル4飛行実現に向けて技術開発を進め、山間地域において、ドローンによる商品のダイレクト配送サービスの2025年度中の社会実装に向けて取り組んでまいります。

【参考】20220728日 東京都デジタルサービス局
「都内におけるドローン物流サービスの社会実装を目指すプロジェクトを選定しました」https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/07/28/05.html

 
 

佐川急便株式会社Webサイト
https://www.sagawa-exp.co.jp/