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佐川急便

「KANDA SQUARE」全館の館内物流管理業務を開始

事業

SGホールディングスグループの佐川急便株式会社は、2020年6月9日(火)の「KANDA SQUARE」商業施設開業に伴い、全フロアの館内物流管理業務を開始しました。

佐川急便を中心としたSGホールディングスグループ各社による先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®※」は「KANDA SQUARE」の竣工とともに館内物流管理業務を受託。納品車両の入退館ルールの策定や関係者への周知、入館車両の管理、すでに入居している企業への配送業務を実施しており、6月9日より段階的に営業を開始する商業施設を含めた全フロアにおける館内物流管理業務を開始しました。オフィスワーカーはもちろん、来館中のお客さまや施設スタッフの方にも安全で、安心していただける最適な館内物流サービスを提供いたします。

「KANDA SQUARE」外観
館内配送の様子

佐川急便はこれからも、お客さまのビジネス環境に最適な物流ソリューションを提案するとともに、安全・安心なサービスの開発、提供に努めてまいります。

「KANDA SQUARE」は、住友商事株式会社さまが、東京・神田エリアにおいてオフィスビル開発を軸とした街づくりを推進する中で核となる複合施設として、2020年2月東京都千代田区神田錦町に竣工しました。延床面積85,257.33平方メートル、地上21階、地下1階の本施設は、同社単独の不動産事業として過去最大規模で「錦織」をモチーフにした外観が印象的な建物です。1階は13店舗が出店を予定している商業ゾーン、2階は多目的ホール(最大1000人収容)、3階は小ホールとカンファレンス(貸会議室)、5階から21階がオフィスゾーンとさまざまなニーズに対応できる設備を備えています。

「KANDA SQUARE」物流管理センターにおける業務内容

初期移転センターの設置・運営

竣工から本年8月までの約半年間、各フロアに入居する企業やテナントの初期搬入などを管理します。什器や商材の搬入、内装工事に伴う車両などの入退館を事前に把握し、駐車スペースの誘導や受付、入館許可証の発行を行います。作業内容、搬入品の荷量、作業時間によって搬入ルートを分け、荷捌駐車場の混雑緩和、貨物用エレベーターなどの渋滞を緩和することにより、スムーズな搬入を可能にします。

荷捌場管理(車両の入出庫管理、入退館者管理、セキュリティカード発行、エレベーター運行調整など)

館内への車両入館は、事前申請もしくは物流管理センター受付にて許可を受けた車両のみを認めることにより、効率的な荷捌場管理を実現します。これにより、待機車両はもちろん周辺地域や荷捌場付近の混雑を緩和します。待機時のアイドリングで発生するCO2排出量を低減するとともに、入館許可制によりセキュリティの向上も実現します。

共用部保全管理業務(搬出入および入退館時の導線管理、搬出入作業に応じた施設養生指導など)

館内の物流導線を整えることにより、館内配送スタッフ、ならびに納品会社さまが最適なルートで配達・集荷作業を行うことができるだけでなく、館内作業者や施設利用者の安全にも配慮することが可能です。搬出入会社の導線管理のほか、養生が必要な搬出入の際の指導、館内で使用する専用台車の貸し出しや管理も行い、施設保全につなげます。

宅配便取次業務(共同配送業務、集荷代行業務)

各宅配便事業者からの荷受けや仕分け、テナント各社への配達と合わせて、館内の集荷や各宅配便事業者への引き渡しまでを館内配送スタッフが代行します。各宅配便事業者やテナント各社の配達・荷受け・出荷に係る作業効率が向上するだけではなく、宅配便会社による長時間駐車を大幅に短縮し、複数事業者の入館を抑制することによる館内セキュリティの向上や施設保全にもつなげます。

※先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®(Go Advanced Logistics)」
2014年の始動以来、企業間物流に強みを持つ佐川急便の全国ネットワークと、佐川グローバルロジスティクスの流通加工をはじめとする多様なリソース、そしてSGホールディングスグループの各事業会社が持つ国際・IT・決済などの機能を融合し、物流のトータルソリューションを提供する専門家集団。