資源循環

資源循環に関する方針

SGホールディングスグループでは、事業活動における各種資源の使用量を削減するとともに、使用した資源を可能な限り再生することで、限りある資源を循環的に活用することが企業としての責務だと考えています。前掲の環境方針にのっとり、SGホールディングスグループで使用した資源のリユース・リデュース・リサイクルの3Rを推進していくことに加えて、事業を通じてリサイクルに関わる静脈物流の一部を担うことで、循環型社会の構築に貢献しています。

資源循環に関する取り組み

リサイクルによる廃棄物の削減

エコユニフォームの採用

SGホールディングスグループは、環境負荷の少ない製品を選択する「グリーン購入」を進めており、その一環として佐川急便のユニフォームには、ペットボトルを再利用したエコマーク認定品を採用しています。2002年度から2025年度までに約372万着のエコユニフォームで500ミリリットルペットボトル約1,863万本を使用しました。さらに、セールスドライバー®の軍手もエコマーク認定品を採用しています。

枚数 500mlペットボトル換算
エコユニフォーム実績(2025年度まで累積) 372万着 1,863万本
ユニフォームができるまで
  1. 1.
    ペットボトルのラベルをはがしてキャップを取り、水洗いをする
  2. 2.
    粉砕してPETフレークをつくる
  3. 3.
    PETフレークを溶かして糸にする
  4. 4.
    縫製されたユニフォームの完成

環境性に優れた施設改修

SGリアルティでは、所有物件の舗装や改修に、廃ペットボトルを活用した環境配慮型の工法を導入しています。この工法では、廃ペットボトルから生成された改質材をアスファルトに添加しており、高い耐久性・耐水性により、改修や補修の頻度を抑えることができるほか、廃ペットボトル活用による環境負荷の低減を実現できます。2025年度までに累計で18,274m2を施工しており、合計で廃ペットボトル約22万本(500mlペットボトル換算)がリサイクルされた計算となります。また、2025年度からは、ペットボトルを原料とした樹脂を被膜材に再生利用したフェンスを導入し、フェンス改修でも廃ペットボトル約600本分(500mlペットボトル換算)をリサイクルしています。

車両入替時のリサイクル

佐川急便をはじめとするグループ各社で使用した事業用車両は、SGモータースが買い取り、再販またはリサイクル法に基づき、専門業者が適切に処分しています。
また、一部の拠点では、車両整備時に発生するエンジンオイルなどの廃油を地下タンクに貯蔵し、年間を通してボイラー燃料として再利用することで、資源の循環利用に努めています。
ボイラーで生成した熱(温水)は、工場内の床暖房に利用しているほか、年間を通して洗車にも使用しています。これにより、水や洗剤の使用量削減や、冬期における洗車作業の負担軽減につながっています。

リバース・ソリューション

SGホールディングスグループは、廃棄物の処理やリサイクルに関わる静脈物流のノウハウを活かし、さまざまな「リバース・ソリューション」を提供することで、循環型社会の推進に貢献しています。

家電の修理・回収(佐川急便)

佐川東京ロジスティクスセンター内の家電リペアセンターにて、回収・修理・発送をワンストップで行う「家電修理サービス」を提供しています。
また、リネットジャパングループ株式会社からの受託事業として、2015年より、小型家電リサイクル法に基づく「使用済み小型家電の宅配便回収サービス」を全国エリアで展開しています。

家電リサイクル回収サービス「SG-ARK」(SGムービング)

SGムービングでは、家電リサイクル法に則った合法かつ円滑な家電リサイクル回収をサポートするサービス「SG-ARK」※1を提供しています。家電を販売する小売店や賃貸管理会社には、販売した家電4品目※2について回収義務が定められており、回収を委託する場合は許可を有する収集運搬業者を手配する必要があります。昨今、EC市場の成長を背景に、販売網が全国に拡大している小売店等においては、全国で収集運搬業者を手配するのは容易ではなく、不法投棄や無許可事業者による不適切な回収が発生する等、再資源化促進における課題の一つとなっています。SG-ARKでは、全国各地において収集運搬許可を有する収集運搬業者のスムーズな手配を可能にしています。

2022年には、排出者の利便性を向上するために、小型家電リサイクルに強みを持つリネットジャパンリサイクル株式会社と業務連携を行い、SG-ARKで取り扱う家電4品目以外の小型家電も合わせて回収できるスキームを構築しました。SGムービングでは全国各地の自治体と提携を結び、このサービスを活用して不法投棄の削減やリサイクルに係る作業負荷の軽減等、自治体の課題解決に取り組んでいます。

2025年には家電リサイクル券を運用している一般財団法人家電製品協会と引取義務外品の回収における連携協定を締結しました。この協定により、 引取義務外品の回収について、インターネットや電話から手軽な申し込みが可能となりました。また、家電リサイクル券の発行から、自宅内の設置場所からの搬出、メーカーへの引渡しなどの手続きを一括して依頼できるサービスの普及・拡大を進めています。 今後も自治体との連携を強化し、適正なリサイクルの促進を図ることで、持続可能な循環型社会の実現に貢献してまいります。

  • ※1
    「SG-ARK」は、SGホールディングス株式会社の登録商標です。
  • ※2
    TV、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機、エアコン(一般家庭用に限る)
  • ※3
    購入した小売店が不明であったり、廃業している、または遠方にあるなどの事情で、小売店に引き取りを依頼することが難しい廃家電