事業報告(株主通信)
第20期 株主通信 期末(2025年4月1日~2026年3月31日)
ご挨拶
株主の皆さまには、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。第20回定時株主総会の開催に当たり、ご挨拶申し上げます。
中期経営計画の初年度に当たる当期は日本国内の物価高の継続のほか、米国の通商政策の影響や、中東地域での地政学リスクの現実化など、厳しい事業環境の中、当社グループはトータルロジスティクスの高度化とグローバル物流の基盤拡大を基本方針に取り組んでまいりました。
2025年5月には半導体・ハイテク製品等の物流に強みを持つグローバルフレイトフォワーダーのMorrison社の株式を取得し、グローバル物流の基盤を強化しました。また、8月には輸配送インフラの維持・強化に向け、パートナー企業の支援を行うSDトランスラインを設立し、その取組みの一環として同社が幹線輸送パートナー企業の株式を取得いたしました。
連結業績については、前期に対して増収増益となり、おおむね計画どおりに進捗した初年度だったと総括しております。越境EC等の成長分野の需要を取り込み、宅配便取扱個数が増加、国内3PL等各サービスでの収益性改善に取り組んだほか、低温物流を中心にグループシナジー創出が業績に貢献しました。年末繁忙期には急激な物量増加により配送遅延が発生いたしました。お客さま、株主の皆さまをはじめ、多くの関係者の皆さまにご迷惑・ご心配をお掛けしましたことを、改めてお詫び申し上げます。現在、体制強化やオペレーションの見直しを進め、安定した輸配送サービスの確立に注力しております。
米国関税の影響等により、アジア発米国向け輸送を中心とするエクスポランカ社の業績が悪化いたしましたが、一方で、当第2四半期より連結したMorrison社は計画どおり堅調に推移いたしました。
こうした状況を踏まえ、中期経営計画2年目は、初年度に築いた基盤を活かし、成長投資の成果創出と中長期目線で必要な投資の継続により、トータルロジスティクスの競争力向上を一層推進いたします。成長市場の獲得等による宅配便・TMSの持続的成長に加え、国内屈指のコールドチェーン構築に向けて低温物流のシナジー創出をさらに推進いたします。海外ではエクスポランカ社とMorrison社のシナジー創出に取り組むとともに、エクスポランカ社の構造改革を進めることで、グローバル物流事業の中長期計画の達成に向けたリカバリーを着実に推進いたします。
このようにして事業を通じて創出したキャッシュは、成長投資と株主還元へ適切に配分し、企業価値・株価の向上を実現してまいります。株主還元につきましては、中期経営計画で掲げた累進配当及び3か年累計総還元性向60%以上の方針のもと、株主の皆さまのご期待に応えてまいります。
株主の皆さまにおかれましては、引き続きご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
