募集要項募集要項

PROJECT STORY 03
Xフロンティアプロジェクト

時代を先読みした、次世代の物流センターを生み出す。

 1st
MISSION

総投資額、840億円の
一大プロジェクトの幕開け

「当社は、今後増加するであろうEC市場の拡大を見越して舵を切る。まずは、佐川急便のデリバリー機能とロジスティクス機能が融合した次世代センターをつくり新たなソリューションにつなげてほしい」そんな経営層からのオーダーを元に2017年、Xフロンティアプロジェクトは走り出した。
これまで関東圏にある佐川急便の各営業所では、お客様から集荷した荷物を配送先の地域ごとに仕分けし、各中継センターへ集約し、そこで再度仕向け地ごとに仕分けていくという手法をとっていた。

しかし、今後さらに物量が増えていく中で、より効率良く全国の物流インフラを運用するために、関東に点在する複数の中継センターを一本化するという構想が持ち上がったのだ。
「関東圏の荷物を集約する」それは、膨大な荷物を短時間で捌く能力が求められる。当時の物流センターの処理能力が1時間で2万個程度であったものを、その5倍にも及ぶ10万個以上の処理能力が必要であった。
総投資額は840億円。かけられる期待も、金額も桁外れ。自社が抱える課題解決だけではなく、社会課題への貢献も視野に入れた一大プロジェクトが動き出した。

 2nd
MISSION

多機能なだけでなく、
変化への対応を

Xフロンティアへの挑戦、それはどれだけお客様のビジネスの変化に対応したセンターにできるかであった。
日本の人口減少に伴い、販売先を海外に広げるお客様が増えているというニーズを汲み、国際物流の機能を取り入れ、物流倉庫には最先端ロボティクス技術を導入。利用分のみ支払う従量課金制で大きな投資をせずとも、EC事業を始めたいという方が物流をまるごと委託できる形を導入した。
また、当社のお客様はビジネスモデルが、BtoBであることが多いが、EC市場が広がりを見せる中でBtoCに参入を考えるお客様でも対応出来る設計へ試行錯誤を重ねた。

これらXフロンティアに象徴される機能は“グループ力の結集”だ。2014年から活動しているグループ横断の先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®」と連携し、各グループ会社の機能をXフロンティアに集約するだけでなく、物流のプロフェッショナルである、GOAL®が同居することで、お客様への提供価値を最大化、かつスピーディーに対応できるセンターが実現した。

 BEHIND
THE SCENES

 BEHIND
THE SCENES

プロジェクトの舞台裏

多くの会社や部署を横断するプロジェクトですから、各社との連携・グループシナジーを最大限発揮するにはどうすればいいのか、試行錯誤の連続でした。グループ各社だけではなく、数千にも及ぶ協力会社のおかげで成功したプロジェクトでもあります。
このように時代を見据えて先手を打った「攻めの姿勢」がコロナ禍でも明暗を分けたと思っています。
構想から3年にも及ぶプロジェクトが形になった時は大きな達成感がありましたね。

佐川グローバルロジスティクス代表取締役社長
(取材当時:佐川急便 執行役員
兼 営業開発部長(GOAL責任者))
Masanori Yamamoto

 NEXT
MISSION

大事なのは、ここから
どんな価値を生み出すか

2021年3月2日、無事Xフロンティアは全面稼働を開始。
Xフロンティアの稼働により、宅配便の配送効率が向上しただけではなく、お客さまに提供できる提案領域も広がっている。
例えば、現在、物流業務をすべて自社で行っている企業では、各機能(荷物の保管、在庫管理、オーダーに合わせた出荷作業、配送手配など)ごとに物流会社や運送会社、コンサルティング会社などそれぞれの取引先と契約し、すべての工程をコントロールする必要がある。これには膨大なコストがかかる。これをGOALにご相談頂ければ、SGホールディングスグループが保有する様々なリソースとグループシナジーによる一貫したソリューションの提供により物流の最適化を実現、お客様は本業に集中することが可能となる。

例えば、24時間稼働のECプラットフォームと圧倒的な処理能力を持つ中継センターが融合していることで、関東近郊であれば、22:00に入ったECの注文も最短で翌日午前中配達が実現できる。
こうした面が評価され、見学や入居の問い合わせも想定以上に集まっている。
しかし、本番はまだまだこれから。無限に広がる可能性を探りながら、これまでにないクオリティ、そしてサービスを生み出すべく挑戦は続いていく。

COMMENT

SGムービング株式会社/経営企画部

Tsuyoshi Inoue

Xフロンティアの中に本社を移転するとともに、東京営業所・北関東営業所を集約した「TOKYO BASE」を開設しました。約5000坪の倉庫に美術倉庫も兼ね備え、営業・管理面を一体とした当社の新たな中枢拠点となっています。また、建設業(内装工事)の免許を活かし、事務所内に最新のデザインで施工したショールーム機能を持つスペースも完備しました。本施設の価値を高め、会社の成長につなげていける人財が活躍できる場になればと思っております。

SGムービング株式会社/経営企画部

Tsuyoshi Inoue

佐川グローバルロジスティクス株式会社/物流ソリューション部

Takashi Morita

新しく導入した「シームレスECプラットフォーム」というサービスは、ECビジネスに欠かせない「スピード」「対応力」を備えています。従量課金制で利用できる24時間365日稼働可能なセンターに、AIやロボットなど様々な最新鋭技術を導入して50%の省人化を実現。 当グループのノウハウを結集し、「人とロボットの融合」でお客様のECビジネス拡大に大きく貢献できる体制を整えました。

佐川グローバルロジスティクス株式会社/物流ソリューション部

Takashi Morita

SGHグローバル・ジャパン株式会社/営業部 営業課

Kenji Mifuru

SGHグローバル・ジャパンは、海上輸送、航空輸送、外国貨物のまま保管できる保税倉庫、輸出入を行うための通関機能など、国際輸送に関わる全ての機能をこのXフロンティアに集約しました。国内と海外をつなげる接点として、「越境EC」や当グループが力を入れる「スマートインポート」など、国際輸送に関わる全てをサポートできる拠点となります。「Xの力」で、国際輸送のご提案はより幅広いものになります。

SGHグローバル・ジャパン株式会社/営業部 営業課

Kenji Mifuru

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