RIHO KAKEGAWA 掛川 莉穂

SgHope
Hopeが語る、SGホールディングスグループ
SgHope interview

RIHO KAKEGAWA

SGフィルダー株式会社
東日本第二営業部
営業課 営業担当(千葉) ジョブ⁺センター船橋 主任

掛川 莉穂

※所属は取材当時のものです

“働きたい人”と“働き手が必要な人”をつなぎ
誰もが活躍できる職場づくりを支えたい

人材サービス企業の営業職。それは“人と人”をつなぐ仕事

 私が所属しているSGフィルダーは、SGホールディングスグループの中で人材サービス事業を担っている事業会社です。佐川急便の営業所や中継センターなどでもSGフィルダーのスタッフが活躍していますが、私は当社グループ外の物流倉庫や運送業のお客さまに対して人材サービスをご提供する営業職を担当しています。

 私が担当するサービスは、主に「人材派遣」「アウトソーシング」「正社員人材紹介」の3つです。その中でも中心となるのが、物流現場へのスタッフ派遣です。営業職ですので、お客さまへのサービスのご案内が基本ですが、こちらから一方的にご説明するだけでは信頼を頂くことはできません。直接お客さま先に伺い、業務の内容や今感じていらっしゃるお困り事などをヒアリングし、時には直接現場の様子を見せていただきます。その上で、お客さまの課題を解決するために最適な「人」にまつわるご提案をするのが、私の使命です。

セールストークだけでなく、人材サービスの営業では “聞く力”も求められる。お客さまの業務内容やご事情を伺い、潜在する課題を明らかにしていく

採用職から営業職へ転身。常に自分自身をアップデートし続けるために

 実は、最初から営業職として入社したわけではありませんでした。当社には「採用職」という、人材募集や求職者への説明・面談、採用活動を行う職種があり、当初は私もスタッフの採用活動をしていたんです。入社時の配属先は、埼玉県のジョブ⁺センター大宮でした。大宮で2年間採用職を経験し、その後ジョブ⁺センター船橋に異動。今年(2024年)1月から、営業職に職種変更することになりました。

 採用職としての仕事も充実していたのですが、4年間を通じて業務をある程度習熟できたこともあり、新しい挑戦をしたいと思っていました。そのため、自分から手を挙げて異動願を出したのですが、当時の上司は私の思いを理解してくださり、すぐに受け入れていただきました。人材サービス業は、スタッフをはじめ多くの人たちと関わる仕事なのでコミュニケーションが特に重視されるのですが、当社は従業員同士が思いやりを持ってお互いに支え合う風土があるため、この風通しの良い雰囲気が、スタッフとのコミュニケーションにも生かされていると思います。営業職は採用職と連携して業務に取り組むため、そのどちらも経験できたことは、私にとって大きな強みになりました。

掛川さんが所属するジョブ⁺センター船橋の登録説明会室。昨年までは掛川さんもここで採用職として求職者への説明会や面談を担当していた

お客さまとスタッフ、それぞれの声に親身に寄り添い、心をつなぐ

 日々の業務の中心は、千葉県内での営業回りです。移動に時間が掛かることもありますが、直接現地に赴くことが大切だと思っています。地域によって平均時給などにばらつきがあるため、現地で求人情報誌などを常にチェックしながら、お客さまにとって最適なお見積りの設定を行っています。

 お客さまの現場を見学することも欠かせません。求職者の皆さんに適切な情報をお伝えするために、仕事の内容や職場環境などをしっかり把握して、採用職に伝達しなければならないからです。時には作業者の方にお話を伺って、仕事内容に関する不明点が残らないように心掛けています。

 もちろん、新規受託は簡単ではありません。営業職として初めて受託できた案件は、うれしくてはっきりと覚えています。何度もお客さまの元に伺い、ヒアリングと現場見学を重ねてようやく受託できるのですが、そこからすぐに採用職と連携し、人材を集めなくてはなりません。受託後、いかに素早くスタッフの入職まで進められるかが重要です。このときは、当社の既存の登録スタッフに募集を行い、スムーズにマッチングすることができ、お客さまにも「こんなに早く!?」とお喜びいただけました。

 また、私たちの仕事は、受託・派遣が完了すれば終わり、ではありません。定期的にお客さまの現場へ巡回に伺い、現場でトラブルが起きていないか、スタッフの皆さんが安心して働けているか、など、責任を持って確認します。入職初日には必ずメールと電話で連絡し、困っていることや悩んでいることがないか確認しますし、定期巡回でもスタッフとの会話を重ねます。トラブルがある場合は、お客さま・スタッフ双方の思いに親身に耳を傾け、課題解決に向けて小まめにケアを行っています。

 こうしたコミュニケーションの結果、スタッフの皆さんが生き生きと働いてくださり、お客さまからも「スタッフさんがこんなに頑張ってくれているよ!」とお褒めの言葉を頂いたときに、一番やりがいを感じますね。

総合物流の一環としての“人材ソリューション”へ。価値創造の一翼を担う

 私が何よりも大切にしているのは、“人と人のつながり”です。上司から教わった「1人の背後には250人のつながりがある」という言葉を胸に、お客さま、スタッフ、そして社内の仲間との関わりを大事にしています。スタッフの皆さんに対しては、それぞれのバックグラウンドや考え方などを尊重し、言葉遣い、態度など細かい部分まで常に相手への敬意を示しながらコミュニケーションを取ることを心掛けています。

 主任となってからは、個人だけでなく東日本第二営業部の売上にも貢献したい、という責任感が芽生えてきました。視野が広がった感覚がありますね。後輩もできたので、メンターとして支え、導けるよう、自分自身も日々勉強を続けています。

 営業職として、予定が無い日があると不安なので(笑)、常に成果に結び付くような行動を自らつくるよう、“自分を忙しくしよう”としています。最近は、当社グループを横断する先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®」から、人材サービスについて相談を受けることも増えてきています。総合物流ソリューション提案の一翼を担う、新しいステージの仕事にも挑戦していきたいと思っています。

HOPE-目指す理想とは…

 今後、私が取り組んでいきたいと考えている領域が、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)です。求職者の皆さんは、年齢や国籍・出身地、障がいの有無、セクシャリティなどの観点で多様なバックグラウンドを持っていらっしゃいます。私自身、さまざまな求職者・スタッフと接する中で、誰もが分け隔てなく仕事で活躍することの難しさを実感し、自分にできることはないか、考えるようになりました。当社グループにはDE&I推進を担う部署がありますので、これらの部署と連携しながら、誰もが活躍できる場を提供していけるようになりたいと思っています。常に自分の可能性を広げ、自分自身を更新し続けていく。それが、今の私の「HOPE」です。

今日も営業車のハンドルを握り、営業と現場巡回に向かう掛川さん。“人”にとことん向き合う掛川さんの挑戦は続いていく