MOE NIWA 丹羽 萌

SgHope
Hopeが語る、SGホールディングスグループ
SgHope interview

MOE NIWA

SGホールディングス
女子ソフトボール部

丹羽 萌

※所属は取材当時のものです

チームで助け合い勝利するために、
スタイルを貫きブレない自分であり続けたい

ピッチャーに選ばれた喜びが、私をソフトボールに熱中させた

私がソフトボールに出会ったのは小学校時代。部活動の選択肢が女子ソフト部だけだったんです。ただ、最初にポジションを決める際に、ピッチャーだけは選抜試験のようなものがあって、そこで運よく合格することができたんですね。それがとにかくうれしくて、すぐにソフトボールに熱中するようになりました。これがきっかけとなり、以来ずっとソフト一筋。小・中学では外野も兼任していましたが、高校からは完全にピッチャー一筋で現在に至ります。

ピッチャーとして生きる道を意識した、恩師との出会い

高校のソフト部時代に熱心に指導いただいた外部コーチとの出会いが、私にとって大きな転機になりました。コーチの指導は一人一人の個性に合わせた内容で、特に左投げの私に対しては他のピッチャーへの指導とは全く違っていました。ソフトボールの左ピッチャーはボールに独特の変化があって、それを最大限に生かすために変化球主体のピッチングスタイルを一から教えていただきました。ソフトボールと言えばスピードが求められるイメージがあったのですが、「そうじゃなくても勝てるよ」と気づかせてくれたんです。「その勝負の仕方、みんなと違って面白いな」と思い、それまで以上にピッチャーというポジションが楽しくなりました。

ケガとの闘いを支えてくれた、仲間と監督の存在

高校では苦しい時間も過ごしました。高校2年の2月、大会直前で足の甲を疲労骨折し、投げられなくなってしまったんです。復帰には時間がかかり、全国大会予選となる県大会は出場できませんでした。練習では何とか投げられるようになっても、内容はボロボロ…。これまでずっと好きで邁進してきたソフトボールに対して「全国大会なんてどうでもいい」「ソフトをやめたい」と初めて思いました。でも、そんな自分不在の県大会で、チームは一致団結して見事優勝。全国大会への出場権を獲得してくれたんです。その祝勝会で監督が「全国大会の初戦は、相手がどこでも必ずピッチャーは丹羽で行く」と言ってくれて。練習でさえ思い通りに投げられないなかでも、毎日の通院と、復帰に向けて地道にトレーニングを重ねていた日々を、監督が認めてくれたのかなと思います。勝ち抜いてくれたチームメイトへの感謝と監督からの大きな信頼が、折れかけていた私の気持ちを熱くさせ、逆境に立ち向かう力になりました。

大学から実業団へ。仕事としてソフトボールに向き合う今

進学した中京大学は、選手の自主性を大切にしてくれる環境でした。選手自身で練習メニューを考えることで、自分自身やチームを理解することにつながりました。4年の東海地区大会で史上初の全勝優勝を達成できましたが、普段からの“考える力”が大いに役立ったと思います。また、お互いを理解し合えるチームメイトだからこそ、「みんなが守っているからどこに投げても大丈夫」と信頼できて、その絆の強さが結果に結びついたと思っています。

社会人でもソフトボールを続けたいと思う一方で、「自分にはスピードがないし、上のレベルでやっていけるかな…」と迷いがありました。しかし、進路を決めるタイミングで高校の監督から連絡をもらい、「まだやめちゃダメだよ」と後押ししていただきました。また、高校時代の外部コーチから教えを受けたピッチングの軸が自分の中に染みついていて、大きく崩れることもないという自負もありました。自分の強みを信じ、そのスタイルで生きる道を決意し、何チームかセレクションを受けた中から、縁あってSGホールディングスに加入することができました。

1年目は何もできずチームも2部降格と悔しさばかりでしたが、2年目は先輩の指導もあり、自分らしくテンポよく投げることを心掛け、先発でもリリーフでも自分のピッチングができるようになりました。そして3年目の今シーズンは、“負けない投手” になることを目標に取り組みました。 ”負けない投手” と聞くと、点を許さず完璧に抑え込むピッチャーをイメージするかもしれません。私も以前はそうでした。しかし今は、常に自分が完璧に抑えることだけを意識するのではなく、「仮に打たれても最終的にチームが勝てばいい」と考えられるようになりました。相手打線を抑えようと思うばかりに、自分で自分を追い込みすぎてしまっては、チームでは勝てません。自分が苦しいときでも味方が取り返してくれると信じることで、ピンチのときでも落ち着いたピッチングができます。自分が積み重ねてきた「スピードに頼らない、考える投球」を貫くこと、その軸はぶれることなく、チームメイトを信頼することでこれからも勝利を目指していきたいと思います。

HOPE-目指す理想とは…

ソフトボールを通じて、学生時代からずっと教えられてきたのは、技術や体力の向上だけではなく “人間性” が大事だということ。普段から「目配り、気配り、心配り」を大切にするように言われてきましたし、実業団でプレーする今も一社会人としてそれを心掛けています。幸い、SGホールディングスのチームメイトも、単に仲が良いというだけでなく、素直に人の成功を喜び合えるし、気落ちしている人がいれば手を差し伸べてあげられる仲間たちです。素晴らしい環境の中で頑張れることを喜びに、この先ソフトボールを辞めるときが来たとしても、周りの人に「目配り、気配り、心配り」ができるような人間でありたいと思っています。

SgHOPE Interview

※所属は取材当時のものです

YUKI
SATO

“自分自身に期待すること”が、走り続けられる理由。

SGホールディングス陸上競技部 選手兼アドバイザー
佐藤 悠基

KENTA
SUZUKI

ロジスティクスの営業と現場の立ち上げにまい進

佐川グローバルロジスティクス株式会社
鈴木 健太