KENTA SUZUKI 鈴木 健太

SgHope
Hopeが語る、SGホールディングスグループ
SgHope interview

KENTA SUZUKI

佐川グローバルロジスティクス株式会社
ロジスティクス営業部 開発課

鈴木 健太

※所属は取材当時のものです

お客さまに寄り添いながら
最適な「物流」を提案し、創り上げる

お客さまごとに最適な物流を提案し、現場を立ち上げる

 私は現在、SGホールディングスグループでロジスティクス事業を担う佐川グローバルロジスティクスに所属し、GOAL🄬の一員として主に法人営業と物流現場の立ち上げを担当しています。

 私たちの営業スタイルは、パッケージ化したサービスをお客さまに販売するものではありません。お客さまごとに抱えられている課題やご要望を伺い、最適な「物流の仕組み」を構築しご提案します。受託後は最適な立地とスペースがある物流倉庫の中に現場を立ち上げ、運用までお手伝いします。物流現場の立ち上げでは、作業エリアの設計や業務フローの策定、機材や搬送機器、システムの導入、人員配置など、対応するべき項目が多岐に渡ります。お客さまの取り扱う商材も、アパレルや化粧品から、生活雑貨や日用品、食品、スポーツ用品、キャラクターグッズ、医薬品や医療機器などさまざまで、それぞれに適した現場の設計が求められます。

 1つの案件のみに専従するというよりは、新しい現場を設計して立ち上げ、実際の現場業務を担当するスタッフにしっかりと引き継いだら、また新規開拓営業を行うのが私の役割です。

物流倉庫の現場を経験した後、営業へ転身

 入社後最初の2年間は、中京エリアの物流倉庫で入居されているお客さまの物流現場の管理と、現場で働いていただいているパートナー社員のマネジメントを行っていました。入出荷検品・保管・物流加工などの一連のロジスティクス業務とそれらを円滑に稼働させることについて、経験を積むことができました。

 その後中京エリアの営業開発部門に異動になりました。それまでは、1つの現場に集中し、そこを円滑に稼働させ続けることが私の使命でしたが、今度は営業としてさまざまなお客さまに提案を行い、成約につなげ、新しい現場を立ち上げていく、という立場に変わりました。

 入社3年目の年、営業を担当することとなった最初の1年は、上司に教わりながらの業務が中心でしたし、中京エリア内の各現場には知り合いも多かったので、そこまで戸惑いはありませんでしたね。大変だったのは、東京に異動となったとき。コロナ禍でリモート商談など直接お客さまにお会いできない中、慣れない環境で人脈を広げていくことは、私にとって大きな挑戦でした。現場での実務が商談時に想定していた通りスムーズに回ることが理想ですが、そうでない場合もあるので、新しい物流現場の立ち上げには苦慮しました。

多くの人たちに支えられて、さまざまな物流現場の立ち上げに成功

 これまでさまざまな物流現場の立ち上げに携わりましたが、中でも特に大規模だったのは、総合エンターテインメント企業の物流案件ですね。キャラクターグッズを扱う物流現場の立ち上げに携わり、同じ営業部門の上司や同僚たち、現場のスタッフ、そして信頼して任せてくださるお客さまなど、多くの人たちに支えられて、なんとかプロジェクトを成功させることができました。

 その後、同じお客さまの案件がさらに拡大し、生活雑貨の通販や、教育事業に関する物流業務を受託することができ、それぞれ別の物流倉庫で、新しい物流現場の立ち上げを行いました。さまざまな事業の物流を任せていただけたのは、お客さまと信頼関係を築くことができたからこそだと思いますので、嬉しかったですね。

どんなときも「感謝」を忘れず、すべてのお客さまに向き合い続ける

 営業活動は、自分一人だけでは決して成り立ちません。先ほども触れましたが、お客さまや上司、同僚、物流現場のスタッフ、グループ事業会社など多くの人に支えられて成り立つ仕事なので、関わる全ての人への感謝の気持ちを忘れないようにしていますし、少しでも皆さんの力になれるよう心掛けています。

 新規開拓営業という立場上、立ち上げ後は物流現場のスタッフに実務を引き継ぐことになりますが、引き継ぎ後でも「自分のお客さま」という気持ちを大切にしています。定例会の実施や、お困りごとに対するアフターフォローなどはその一環です。日々の運用は現場のスタッフに託していますが、私自身のお客さまとして、責任を持って対応することを心掛けています。

 ロジスティクスの仕事は、お客さまにとても近い位置にあると思っています。大切な商材をお預かりし、お客さまのビジネスにおける “物流部門の担当者“ となって倉庫を運営する以上、生産・調達から保管・在庫管理・発送~配達まで、お客さまの物流の川上から川下まで知っている必要がありますが、それはお客さまのビジネスを深く知ることにもつながります。日々の業務でも、資材の手配などを通じて密接に関わることになりますので、お客さまとより深い関係を築くことができる。それが、この仕事の面白さですね。

HOPE-目指す理想とは…

 仕事柄、現場のスタッフに難しいお願いをせざるを得ない場面も少なくないのですが、その中でしっかり対応いただき、時には反対意見をくれることもあり、ありがたく思います。立ち上げの際は、オフィスにこもらず、なるべく現場に足を運ぶようにしています。繰り返しになりますが、現場のスタッフや営業部門の仲間たち、そしてお客さま‥‥自分が関わるすべての人たちの「ためになった」と思える仕事がしたい。それが、私のHOPEです。