KAZUTO KAWABATA 川端 千都Photo/Getsuriku

SgHope
Hopeが語る、SGホールディングスグループ
SgHope interview

KAZUTO KAWABATA

SGホールディングス
陸上競技部

川端 千都

※所属は取材当時のものです

走姿顕心そうしけんしん”の想いを
より大きな舞台で届けたい

思いがけず参加した駅伝大会が、陸上人生の入り口に

私と陸上競技の出会いは早くなく、中学校までは野球部に所属していました。転機となったのは、中学3年の秋。京都府中丹地域の駅伝大会に出場することになり、私を含め校内の各部活からメンバーが集められたんです。駅伝は初挑戦でしたが、意外にも区間3位で走ることができました。そんな私の姿を、地元である京都府の綾部高校の先生が見ていてくださり、「君、進学したら陸上をやらないか」と声を掛けていただきました。元々、高校では違う部活に打ち込んでみたい、と考えていたので、その道に進むことに決めました。

長距離走に取り組む高校生にとっての憧れの舞台である全国高校駅伝への出場こそ叶いませんでしたが、当時は純粋に、ただ走ることが楽しくて。インターハイの3000m障害や5000mで結果を残すことができ、国体や都道府県対抗駅伝でも好走することができました。光栄なことに、これらの実績を評価いただき、2014年には福岡で行われた第12回アジアクロスカントリーの日本代表選手(ジュニア男子8km)に選出されました。初めて国の代表として走ったあの日のことは、貴重な経験として今でも心に残っています。

より高いレベルで戦える環境を求めて

個人としての結果が認められ、ありがたいことに複数の大学から声を掛けていただきました。ただ、当時の自分は、どのような大学が自分にマッチしているかなんて深く考えられておらず、「ユニフォームがかっこいいところがいいな…」なんて思っていて(笑)。そんな自分に、東海大学の両角速(もろずみはやし)監督がわざわざ京都まで会いに来てくださったんです。親身にお話しいただいたことが進学の後押しになりました。地元を離れ、レベルの高い環境で自らの実力を向上させたいという思いもあり、東海大学で挑戦することに決めました。

高校時代に1回、大学時代に2回の計3回、日本代表として海外遠征に参加させていただきました。国際大会に出場できたことは自信につながりましたし、競技への価値観が変わるきっかけにもなりました。日本の大会しか知らなかったころは、「走ることが楽しい」という気持ちがすべてでした。でも、日本代表として責任を負い走ったことで、もう一度こうした舞台で世界と戦いたい、結果を残したい、という思いが芽生えたんです。その思いは、今でも変わらず私を奮い立たせてくれるモチベーションになっています。

実業団選手としてストイックに自分と向き合う責任感

実業団の世界に入ってからは、競技と自分自身への向き合い方が、よりストイックに変わったと思います。実業団選手は、常に結果を求められるもの。楽しく走るだけでは、なかなか結果はついてきません。成績が伸び悩んでいた時期にターニングポイントとなったのは、自分の過去の練習内容や量を振り返るようになったことでした。

学生時代から、日々の練習内容や所感をノートに記録することは習慣になっていました。社会人になってからは、過去の記録から週間・月間の総走行距離を確認し、どんな時期に走れているか、どんな時期に練習が不足しがちなのか、などを自己分析するようになりました。自分の調子を良い状態で保ち続けたり調子の悪い状態から脱したりするためには、自分と向き合い続けることが大切だと考えるようになったんです。

大学を卒業後、4年目にSGホールディングスへ移籍することになりました。前述した両角監督からのご紹介もありましたし、何よりも私の地元・京都の企業だった、という点が大きいですね。学生時代には、自分自身の成長のために地元を離れましたが、いつしかもう一度京都で走り、故郷に拠点を置くチームに貢献したい、という思いを抱くようになったんです。

自分のために、チームのために見据える目標

SGホールディングスの一員として、私の最大の目標は、何といってもニューイヤー駅伝で今年以上の結果を残すことです。近年、強豪大学で活躍した実力者がSGホールディングスに集まるようになり、チーム力の底上げの成果が2022年の久々の入賞につながりました。来年はより注目されますが、自分から見ても期待が持てるチームに仕上がってきたと感じています。

第66回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝2022)でSGホールディングス陸上競技部は7位で22年ぶりの入賞を果たす。

今年度初めのチームミーティングでは、「今年(7位)以上の順位を目指そう!」と全員で意思を共有しました。主将として、チームとしてのパフォーマンスを最大化させたいですし、そのために自分自身の姿でチームメイトに良い影響を与えられたらと思います。個人的な感触としては、いわゆる強豪と呼ばれる他チームにもまだまだ食らいつけると思っています。私自身、実業団選手として5年目を迎え、もう中堅としての責任を結果で示していく立場。元日にSGホールディングスが先頭集団で争っている姿を見てもらえるよう、その戦力になれるよう頑張ります。

HOPE-目指す理想とは…

高校1年の頃に他校の先生から教えていただいた“走姿顕心(そうしけんしん)”という言葉が、私の座右の銘です。読んで字の通り「走る姿は心を表す」、走る姿によって、自分自身の積み重ねてきた努力や応援してくれる人への感謝の気持ちを表すことができるという意味です。

私のHOPEは、まさに座右の銘そのもの。応援してくれる方に元気や感動を与えられる選手になりたいですし、自分自身が希望を与えられるような存在になれるよう、走り続けます。

SgHOPE Interview

※所属は取材当時のものです

MOE
NIWA

仲間を信じるその先に、目指すべき“負けない投手”がある

SGホールディングス女子ソフトボール部
丹羽 萌

YUKI
SATO

“自分自身に期待すること”が、走り続けられる理由。

SGホールディングス陸上競技部 選手兼アドバイザー
佐藤 悠基

KENTA
SUZUKI

ロジスティクスの営業と現場の立ち上げにまい進

佐川グローバルロジスティクス株式会社
鈴木 健太