SGH

サステナブル調達の推進

3 すべての人に健康と福祉を 5 ジェンダー平等を実現しよう 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 8 働きがいも経済成長も

社会課題に対する認識

人権の尊重や環境の保護に対する企業の取り組みへの要請が世界的に高まる中、国内外のサプライチェーン全体で持続可能な事業活動が求められています。国連による持続可能な開発目標「SDGs」においても、“グローバルなパートナーシップと協力に向けた強い意志がない限り、実現できない”とパートナーシップの活性化が求められています。

SGホールディングスグループは、多くのビジネスパートナー(調達先)に支えられる企業グループです。サプライチェーン全体でサステナビリティ活動を推進することは、持続可能な社会の発展に貢献するのみならず、自らの発展に寄与するものと考えます。

ビジネスパートナー(調達先)の管理・啓発に関する方針

多くのビジネスパートナー(調達先)に支えられる企業グループとして、その持続性はグループの事業課題のひとつだと考えます。そこでビジネスパートナー(調達先)とともに繁栄するために、SGホールディングスグループのサステナビリティに対する考えや調達への企業姿勢を示した、SGホールディングスグループ「取引先サステナビリティガイドライン」を2014年に制定しました。このガイドラインでは、ビジネスパートナー(調達先)に対し、7つの項目で理解と協力を求めています。

取引先サステナビリティガイドライン

  • 法令遵守
    国内外の法令を遵守し、企業倫理に基づいた公正、公平な事業活動を行います。
  • 安全・安心の維持、向上
    安全・安心は、私たちの最優先課題です。お取引先とともに安全の維持、向上に努めます。
  • 人権・労働環境への配慮
    基本的人権を尊重し、安全で衛生的な労働環境を確保します。また、当該地域の法令を遵守します。
  • 公正な取引
    誠実な姿勢でお取引先に接し、自由で公正な競争の機会を提供します。適切な信頼関係を築くことでお取引先との共存共栄を目指します。
  • 地球環境への配慮
    地球温暖化や大気汚染などの防止に努め、地球環境に配慮した事業活動を推進します。
  • 情報セキュリティの保持
    事業活動に関わる機密情報および個人情報は厳重に管理し、盗用、漏えいおよび改ざんなどを防止します。
  • 地域社会との共生
    国内外の地域社会の発展に奉仕し、お取引先とともに社会との共生を目指します。

取引先管理規程

SGホールディングスグループでは、「取引先管理規程」を定め、ビジネスパートナー(調達先)とSGホールディングスグループ双方にとって適切な形でのお取り引きを実践しています。取引先管理規程では、お取引先の選定、評価、管理に関する項目を定めており、これにのっとり、選定において取引先選定委員会を実施し、SGホールディングスグループの方針に合意いただいた上でお取り引きを開始しています。

また、既存のお取引先に対しては、定期的に評価を行い、課題があれば共同で解決を目指したり、場合によってはお取り引きの見直しを行うことを方針としています。

ビジネスパートナー(調達先)の管理・啓発に関する体制

SGホールディングスグループでは、グループ共通で使用するガソリンなどの燃料や、その他各種資材の調達を佐川アドバンスにて一括して行っています。そのほか、事業会社独自に使用する資材の調達や、物流協力会社の管理については、事業会社ごとに行うことで、グループ全体に関わる調達先と、個社単位の調達先を効率的に管理しています。

お取引先の管理・啓発に関する体制図

ビジネスパートナー(調達先)の管理・啓発に関する取り組み

幹線輸送協力会社への安全啓発

SGホールディングスグループは、「安全・安心な交通社会の実現」を、推進するサステナビリティの取り組みのひとつに掲げています。佐川急便では、世の中から交通事故をなくすため、主要なビジネスパートナー(調達先)である幹線輸送協力会社とともに、さまざまな取り組みを行っています。

項目 内容
全国SG路線協力会社会議 幹線輸送協力会社の経営者・管理者と安全に関する指標の確認や注意喚起等を行う「全国SG路線協力会社会議」をWeb会議にて月1回実施。
幹線輸送ターミナル点検 佐川急便の営業所やハブセンターに到着した幹線輸送協力会社のドライバーを対象に、激励や日常点検などを行う「佐川急便幹線輸送ターミナル点検」を年1回実施。
SG路線協力会全国総会 全国の幹線輸送協力会社で組織するSG路線協力会において、各社の経営者・管理者が集まる全国会議を年1回実施。