FU SURU 呼 斯楽

SgHope
Hopeが語る、SGホールディングスグループ
SgHope interview

FU SURU

SGモータース株式会社
東京店

呼 斯楽

※所属は取材当時のものです

中国から来日して整備士に。
世界から集まった整備士たちと、皆にチャンスがある職場を作りたい。

SGモータースは、佐川急便などグループが保有する年間約2万7千台の車両整備・ボディ製造と車両売買を行っています。私は2010年に来日し、日本語学校と自動車の整備士専門学校を経て2014年に入社しました。整備技術を競うメカニックコンテストで優勝した技術力を生かし、現在ではさまざまな種類の車両整備から新人育成まで幅広い業務を担っています。

どんな車両も任せてもらいたいから、日々進化する技術を習得する

運送事業用トラックの整備は通常、3カ月ごとと年に1度の定期点検があります。また、長距離を走るトラックは足回りが故障しやすいので、定期点検に限らずドライバーさんが気になることがあったらすぐに工場に来てもらい、その場で対応しています。最近では、点検の際に車両を見るだけでドライバーさんの運転の癖がわかるようになりました。

車のトラブルはさまざまですが、時には原因を特定するのが難しいこともあります。そこを苦労しながらも原因を突き止めたときはやりがいを感じますし、修理が終わったときの達成感も大きいです。

ここ2、3年の間でトラックはブレーキ技術などの電子化が進んでいて、車両整備も、車の進化と共に技術をアップデートする必要があります。そのために、研修を数多く受け、現場に戻って後輩たちに学んだ新しい知識や技術を教えていくのも私の大切な仕事です。『フスルたちに任せれば大丈夫』と思ってもらえるように、日々勉強し技術を磨いています。

自分だからこそ、多様な環境から集まった後輩に教えたいことがある

私は中国の内モンゴル自治区で育ち、モンゴル語・中国語・日本語が話せます。子どもの頃から機械を触るのが好きで、海外留学したいという思いもあり来日して整備士を目指しました。SGモータースには私以外にもアジア圏から来ているスタッフが大勢働いていて、多様性のある職場です。

私は新入社員のトレーナーも担当していますが、新人が慣れない環境の中で仕事をきっちりと仕上げ、成長していく姿を見られたときはとても嬉しいです。私自身が新入社員だった頃は、憧れの先輩の背中を見て「こんな整備士になりたい!」という思いでモチベーション高く業務に励むことができたので、今は先輩として憧れられる存在になりたいですね。また、後輩には、仕事に対する姿勢として、より高度な整備に対応することも含め、チャレンジ精神を持つようにと指導しています。

HOPE-目指す理想とは…

私のHOPEは、国籍にとらわれない教育環境を確立し、全ての整備士にチャンスがある職場にすることです。私の名前には母国語で「希望」という意味があります。両親に込められた思いを胸に、車両のメンテナンスで培った技術とサービスで、SGモータースをアジアで一番の整備工場と呼ばれるようにしたいです。