CHISORA MIHARA 三原 千空

SgHope
Hopeが語る、SGホールディングスグループ
SgHope interview

CHISORA MIHARA

SGホールディングス
女子ソフトボール部

三原 千空

※所属は取材当時のものです

地元・京都とソフトボールに
自分のプレーで恩返しがしたい!

のびのびとソフトボールを楽しんでいた小中時代

私がソフトボールを始めたのは、兄の影響でした。小学生のころ、兄が地元の京都府宇治市のクラブチームに所属していて、私も興味を持つようになりました。その後、近所のチームにお誘いいただき、メンバー入り。中学校進学後は学校のソフトボール部に入部しました。

振り返ってみると、小中学校時代はまだ「競技」というより、ただ楽しくプレーしていたように感じます。ポジションは今と変わらずピッチャーでした。きっかけはクラブチームの休憩時間に何気なく壁当てを行っていたことでした。その姿を見ていた監督が、熱心に指導してくださるようになり、自然と私自身もピッチングにのめり込んでいったんです。

京都から15歳でひとり兵庫へ。強豪校で知った厳しさとやりがい

私のソフトボール人生で最大の転機は、高校時代でした。進学先を考えていたときに、兵庫大学附属須磨ノ浦高校からお声をかけていただき、初めて親元を離れ、京都から単身で兵庫に住むことになりました。中学まではひたすら楽しみながら競技に取り組んでいましたが、須磨ノ浦高校は全国大会で争う強豪校。これまでと違うハードな環境に独りで立ち向かうことに、最初は戸惑いもありました。そのような環境下でも頑張れたのは、同級生や先輩後輩たちの存在が大きかったですね。全国トップを目指して集まった仲間たちと一緒にソフトボールに打ち込み、彼女たちが奮闘している姿を間近で見ていると、「自分も頑張らないと!」と、上を目指す気持ちが湧いてきました。今では、高校の仲間たち、そして厳しく指導してくださった先生たちが、楽しむだけではなくよりストイックに、勝利を目指して戦う姿勢に自分を変えてくれたと思います。

SGホールディングスへの入社は、「地元への恩返し」

ずっと「地元である京都に戻って活躍し、支えてくれた人たちに恩返しをしたい」と考えていました。大学は兵庫県でしたが、実業団入りできるならば地元で、と考えていたんです。その中で、練習に参加した際にギャラクシースターズの明るくのびのびとプレーのできる雰囲気に惹かれ、SGホールディングスへの入社を決めました。ギャラクシースターズは選手同士とても仲が良く、私と歳の近い若い選手もたくさんいる元気なチームです。一人一人がお互いを応援できるチームで、だからこそ周りからも応援されるのだと感じています。

私のモットーは、「楽しむこと」。期待と責任を背負った実業団の選手として、真剣に競技に臨むことはもちろんですが、この舞台には誰もが立てるわけではないですし、立たせていただいている以上、ソフトボールを楽しまないともったいない! その気持ちを、忘れないようにしています。

きっと上手くいく! 前向きに、着実に、努力を重ねていく

私が好きな言葉に、「All is Well(きっと上手くいく)」というものがあります。高校のころから大切にしてきた言葉です。競技人生の中で、「絶対に上手くいく」「絶対に試合で勝てる」とは言い切れないですが、「きっと上手くいく」と、前向きに考えた方が結果として良い方向に進めると思っています。

JDリーグの前半戦では順調に勝てた試合もそうでない試合もありましたが、どんな試合も、チーム全員で、全力で戦えました。練習はハードで苦しいと感じるときもありますし、思い通りのプレーができないこともありますが、良い結果に結びついたときには、「ソフトボールをやっていて良かった」と強く感じます。グループ従業員の皆さんや、ファンの皆さんがたくさん応援に来てくださっていて、その声援が耳に入ると、「こんなに応援していただいているんだ」と実感できます。応援に応えるためにも、勝利に貢献できるプレイヤーになり、ポストシーズンに出場することを目指しています。

HOPE-目指す理想とは…

私、ソフトボールの全てが好きなんです。7回というスピーディな展開の中で、最後の最後までどうなるか分からない、ソフトボールならではの楽しさがあります。

一方で今、ソフトボールの競技人口が全体的に減ってきているという現実もあります。もっとたくさんの人に、ソフトボールの魅力を知ってもらいたいですし、実際にプレーしてみてほしいと考えています。実業団選手である自分たちがレベルの高いプレーをして、競技の魅力を伝えることで、「ソフトボールって楽しそうだな、やってみたいな」と思ってくれる人を、一人でも多く増やしていく。
それが、私のHOPEです!