夏季強化合宿

期間       :   6月27日(水)~7月8日(日)

場所       :   青森県弘前市 弘前市運動公園

私は今回の合宿で、ボールの回転数を上げることとバッターに対して投げる時の制球力を上げることを目標としていました。また、トレーニングや走り込みも全てはピッチングに繋がるという気持ちを強く持ち、いつも以上に意識を高めて取り組むことも目標としていました。毎日バッターに対して投げることができ、普段の練習以上に詰めて練習を行えたことで、合宿だからこそ普段より集中してソフトボールができました。目標としていたことも少しはクリアできたのではないかと感じています。今後の練習でも高い意識を持ち続けていき、回転数や制球力は今回の成果だけで満足せず、さらにレベルアップできるよう努力していきます。

また、私がこの合宿でとてもいい経験だと思えたのが台湾のU-19代表チームと試合ができたことです。日本人相手の試合とはまた違った雰囲気や戦術の中で自分がどれだけ通用するかを試すことができました。1試合目3-1、2試合目3-0でいずれも勝つことができ、試合開始時にはお互いに記念品を交換し、終了時には写真撮影を行うなど交流することができました。普段試合のできないチームだからこそ学べることも試せることも多く、とても勉強となる2試合となりました。

合宿期間中には、元日本代表の斎藤春香さんと西山麗さんに教わる機会をいただきました。私は直接教わることはなかったのですが、教わっていた野手陣のプレーが目で見て分かるほど変わっていたことに驚きましたが、短い時間でのアドバイスでも重要なポイントを教えてくださり、間近で元日本代表の方のプレーを見ることができてとても感動しました。

今回の合宿では、雨予報が多く、外で練習ができるかどうか不安な日が続きました。そのような中でも、お手伝いしてくださった沢山の方々のおかげで、とても良い環境の中でソフトボールに打ち込むことができました。今回ご尽力いただいた方に心より感謝申し上げるとともに、後半戦ではさらに良い結果を報告できるよう、チーム一同日々の練習に取り組んでいきます。

本当にありがとうございました。

並木 あかね
並木 あかね

青森合宿を行うにあたり、私たちは前半戦の課題である、打撃力アップをメインに考え合宿に入りました。12日間の合宿は、練習のみではなく、豊田自動織機さん、台湾のU-19代表チームとの練習試合もさせていただき、試合感覚を忘れないよう一球も無駄にすることなく取り組みました。後半戦に向けて、それぞれの課題と向き合う中、私は苦手な球を克服できるように打撃練習に打ち込み、この合宿で少し変化したと成長を感じました。

毎日の宿舎から練習場まで約3キロの行き・帰りのランニングは、個々のペースに任されていて、自分との戦いではありましたが、他の選手を意識して密かに競い合い互いに高め合いながら走り抜くことができました。

そして、青森合宿10日目には、北京五輪で金メダルに輝いた日本代表チームの元監督、斎藤春香さんにバッティングの指導をしていただく時間をいただき、選手一人一人へ的確なアドバイスをいただきました。ご指導の中に、個々の課題に沿った打撃練習方法の考案もしていただき、私は、スタンス打ちを考案していただきました。私自身、普段行っていない練習だったため、また新しい引き出しを増やすことができたと感じました。

限られた時間でしたが、リーグ後半戦に向けて一歩前進したと感じる大事な時間となり、チーム力を向上させる貴重な時間になったと強く感じました。またソフトボールの知識、技術力の向上を日頃の練習でも感じていけるよう努力していきます。チームの層が厚くなる一方で、後半戦まで残り2カ月!磨き上げなければならないポイントをしっかり追求し、全員でプレーしていきます!

最後になりますが、本当に素晴らしい環境で青森合宿を行うことができたのは、ご協力いただいた関係者の方々のお陰です。本当にありがとうございました。

今後ともSGホールディングス女子ソフトボールのご声援のほど宜しくお願いいたします。

水津 佳那英
水津 佳那英

私は、この合宿に入る前に心技体全てを変えるという一心で合宿に臨みました。また、バッティングでは下半身の力が足りないと感じたのでグランドからホテルまでの約3キロを行き帰りとも走ることにしました。ただ、走るのではなく、スピードを意識し、特に坂道ではアップダウンを利用してダッシュを入れるなど工夫し、それに加え、練習と練習の間には監督に教えていただいた下半身のトレーニングを行い、下半身を徹底的に鍛えることができました。

6月28日には台湾のU-19代表の選手と練習試合を行いました。キャッチャーとして初めて対戦するバッターに対し、特徴を観察して配球を組み立て、ピッチャーを活かすための配球をバッターの特徴ごとに変えて試せたことはとても良い経験となり、多くのことを学べました。その中で、小技を使うバッターに対しての配球が新たな課題として見つかりました。また、打撃面ではチェンジアップに対する打ち方も習得していかなければならないと感じました。

技術面では7月6日~7日に北京オリンピックで活躍された西山 麗さんが来てくださり守備練習を見ていただきました。そこでは、グローブの使い方を教えていただいたり、ファーストの特別練習では、下半身で捕りにいくという練習を60球連続で行ったりしました。西山さんに「疲れたときこそ声を出して形を意識するように」と言われ、疲れた身体に鞭を打ちながら形を意識してショートバウンドでグローブに入る感覚を養いました。練習をしていくうちにできなかったことができるようになりすごく嬉しかったです。オリンピック選手に教えていただけたことはとても貴重な経験になりました。これからも教えていただいたことを継続して行っていきたいと思います。

そしてひとつずつ課題を達成させていけるように私のモットーでもある「がむしゃら」を常に意識して、精進していきます。

最後になりましたが、朝早くからグランドの設営をしていただいたスタッフの皆さま、本当に12日間ありがとうございました。ソフトボールに熱中できた環境に感謝し、リーグ後半戦では四強に入れるように頑張りますので、これからも応援していただけると幸いです。

ありがとうございました。

藤原 麻由
藤原 麻由