Project Story 01 国際物流最適化プロジェクト

話題の本質に切り込み
クライアントの
成長戦略をリードする

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要望の裏に隠れている本質

先進的ロジスティクス・プロジェクトチーム『GOAL®』の一員である西のもとに緊急案件が飛び込んできた。中国製家電を扱う通販卸会社が、輸入した製品を保管している国内倉庫に飽和危機を抱えているという。通販ビジネスにとって物流は生命線。危機的状況から脱却するため、クライアントは一刻も早い倉庫拡張を望んでいた。 しかし西は、それだけでは本質的な解決にならないと考えた。倉庫の他にも問題が隠れているはずだ。物流の川上から川下、輸入調達から国内納品までの流れを検証し、まだ明らかになっていない課題の発見と解決を図った。
そして、西がクライアントに提案したプロジェクトの期間は、短く見積もって2年。 最終到達目標が伝わりやすいよう、提案資料はすべてクライアントの実データで示し、改善の必要性を訴えた。中国の生産拠点に近い日立物流(SGホールディングスと資本業務提携関係)と社内に声をかけ、ベストチームを組織し、プロジェクトは動き出した。

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倉庫飽和は氷山の一角

そうした中、西が力を注いだのが、保管コストの削減だ。船会社と粘り強い交渉を行い、適切な落としどころを探ることで、WIN-WINとなる条件を勝ち得た。
もうひとつの大きな課題は、国内倉庫に届く製品のうち不良品が40%も占めている実情だった。国内倉庫で検品し、市場に出せないものは海外メーカーに送り返すという流れが組まれていたが、不良品にかかる輸送コストや関税、送り返すまでの倉庫内スペースが無駄だった。西はクライアントによる品質検査を、中国現地で行うよう提案した。不良品を国内に持ち込まないことで、輸送コストや関税、保管スペースの無駄を一掃、大規模な変革をもたらした。
飽和した倉庫を拡張するのではなく、物流全体のコントロールによる倉庫への負荷軽減を図り、西は顧客の問題を解決したのだ。

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今回のプロジェクトで最も骨が折れたのは、保管コスト削減のための交渉でした。船会社や通関業者にとってコスト増となる可能性があったため、相当難航しました。3カ月に及ぶ交渉を経て、どうにか両社が納得する条件を締結することに成功。お互いにメリットのある形で承諾を得ることができたと思います。クライアントにベストソリューションを提供するという信念でやり抜きました。
佐川急便株式会社/営業開発
Masato Nishi

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グレーゾーンに光を

さらに西は、これまでひとまとめにされてきた『国際輸送費』に着目した。クライアントが以前契約していた業者は、国際輸送時の経費を項目ごとに分けず、大まかに算出していた。西は、この国際輸送コストを細分化することで、問題となっている箇所を探り出した。
そして、各メーカーがそれぞれ日本まで発送していた製品を中国でまとめ、一括発送すること(バイヤーズコンソリデーション)で積載効率向上によるコスト削減も行った。
プロジェクトは早くも第1フェーズを終えようとしている。旧サプライチェーンと比べ、クライアントへ提供した価値は、年間物流コストの大幅な削減だ。さらに第2フェーズ、第3フェーズへと取り組みを広げることで、より大きなコスト削減と付加価値を提供できるだろう。西は語る。物流は生き物。状況に応じて最適解が異なるから面白い。プロの目で物流を最適化しながら、クライアントの成長を加速させたい。西の挑戦は、はじまったばかりだ。

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