ENTRYENTRY

INTERVIEW
05

モノの流れを知ることは、ビジネスの本質を知ることだ。

SGHグローバル・ジャパン
/営業部

Takayuki Anzai

2016年度入社

  01.
 RESPONSIBILITY

どんな案件も「自分の仕事」と捉える責任感

現在の所属は、出向先であるSGHグローバル・ジャパンです。フォワーディングなどの国際物流をメインに担当する事業会社で、私は主に新規のお客さまを担当しています。ただ、私の場合1社単体で動くことはほとんどありません。グループ各社から選抜された約100名で構成される『GOAL®』というグループ横断のプロジェクトチームに参加し、その時々に応じて必要な専門機能を持つ事業会社のメンバーと協力して案件を進めています。SGHグループは数多くのお客さまと取引させていただいているため、日々さまざまなご相談を頂戴します。たとえば昨年担当したのは、上海での美術展示会に出展する貨物の輸出入。通常のフォワーダーであれば輸送ルートの確保だけで終わってしまいますが、SGHグループには大型貨物の運搬が得意な会社もありますし、特殊輸送ができる美術品チームもあります。アジアの各国に倉庫も持っているので保管や物流加工も可能です。物流に関することならあらゆるニーズに対応することが可能です。チームで動く時に気を付けているのは、全て人任せにしないということ。自分の専門分野ではないからといって、ただ任せてしまうと絶対にうまくいきません。どんなことでも自分なりに勉強して、責任感を持って進めるように心がけています。

 02.
E-COMMERCE

越境ECをもっとスムーズに

最近、国境を越えてEC(インターネットを用いた商取引)で商品を購入するマーケットが大きく伸びています。海外工場で生産した商品を日本国内に提供するような、クロスボーダーの輸送ニーズですね。この1年ほど香港から国内への輸送モデル構築に携わっていまして、ようやく形になってきました。最初に注目するポイントは、税関です。BtoBでの輸送は、貨物の商品額に対して大体5~10%ほどの関税がかかってきます。一方でBtoCの場合は個人輸入という形態をとるので、1オーダーあたり16,666円以下であれば基本的に関税が免除されるんです。ただし1件ずつ通関を処理しなければならないので、お客さまによっては1日に何万件という作業量になります。これを人の手で実施するのは相当の労力が必要です。そこでまず、通関を自動で処理できるシステムを構築します。その他にも、通販はカスタマーサポートや返品対応、代引きなどの付帯業務もありますから、輸送すればそれで終わりではありません。クライアントに事情をヒアリングしながら一つ一つ物流を組み立てていきます。ビジネスの全体像を頭に思い描きながら、抜け漏れのないよう輸送モデルを設計することが重要です。

 03.
GLOBAL

「グローバルな仕事」の真の意味とは

学生時代にシンガポールに留学していたこともあり、もともとグローバル事業への配属を希望していました。ただ、やればやるほど最初に想像していた「グローバルな仕事」のイメージが的外れだったと痛感しています。グローバルビジネスで本当に面白いのは、語学が活かせるとか海外で生活できるといった点ではありません。お客さまが提供しているサービスや業界を、端から端まで知ることができる。これが最大の醍醐味だと思います。海外展開している日本企業は現地で何かを作っている企業が多いのですが、なぜその国で作っているのか、どういう風に日本に持ってきてどうやって販売しているのか。それによって利益がどう最大化するのか。そういった知見が繋がってくるのが非常に面白いですね。今まではニュースを見てもまったく気にならなかったところにアンテナが立ってくるんです。そうやって企業の裏側というか戦略の背景を知っていることは、営業上でも強みになります。社会情勢やお客さまの業界の現状を知っているからこそ本質的な提案ができる。自分の興味と強みがリンクして、成長できていることを実感しています。

QUESTION

就職活動中につきたかった仕事と
SGホールディングスを選んだ理由

学生時代は海外で働くことや海外の人たちと仕事をすることが目的になっていたので、それがそのまま就活の軸になっていました。本来は手段であるべきポイントを、目的化していたんですね。今振り返れば、大切なところを勘違いしていたと思います。そんな中でSGホールディングスに入社できたのは幸運でした。想像した以上にダイナミックな仕事に携わることができています。

SGHグループの
好きなカルチャーは?

グループ全体で幅広いサービス提供していることもあり、中にいる人も多様性に満ちているところですね。担当する案件も一つとして同じものはないので、常に新しいことに挑戦しているイメージです。大手企業ではありますが、ベンチャー企業に近いぐらいの機動力を持った人もいると思います。企業としての基盤もしっかりしていてさまざまな制度も整っていながら、自由度高く働ける環境で、とても刺激的です。

今後チャレンジしてみたいことは?

グループとして掲げている「アジアを代表する総合物流企業グループ」を実現するためなら、どんなことでもチャレンジします。手段は本当に何でもいいと思っていて、大切なのはビジョンを達成することです。No.1を目指すと目標を掲げている企業は数多くありますが、実現できる会社は少ないことも事実。でも、SGホールディングスはそれだけのポテンシャルがあると確信しています。