北海道 阿寒国立公園
阿寒国立公園(北海道)

北海道マップ

(特長)
日本最大のカルデラ地形、火山・森・湖が織りなす広大な景観
指定:昭和9年12月4日
面積:90,481ha

北海道東部に位置する阿寒国立公園は、北海道で最も歴史のある国立公園の一つです。公園区域の大部分が亜寒帯性の針葉樹林を中心とする天然林に被われ、国立公園の中でも原始的な姿を有しているといわれています。
阿寒国立公園の基盤は、千島火山帯の活動によってできた阿寒・屈斜路・摩周の3つのカルデラ地形です。火山と湖とのペアが狭い範囲でいくつも近接している地形は、全国的にも貴重なものです。
公園は大きく、阿寒地域と川湯地域の2つのエリアに分けることができます。阿寒地域では、悠然とそびえる雄阿寒岳・雌阿寒岳やその周辺に広がる阿寒湖、オンネトーなどの湖沼の美しい景色が見どころです。川湯地域では、世界有数の透明度を誇る摩周湖や、周囲の峠や山から一望できる屈斜路湖、季節ごとに変化する森林の景色が見どころです。

見どころ

摩周湖展望台

摩周湖展望台
一年を通じて摩周湖はその姿を変えていきます。摩周湖は、周囲の3つの展望台から眺めることができますが、それぞれ違った景色を見せてくれます。

雌阿寒岳

雌阿寒岳
雌阿寒岳は、阿寒湖の南西に位置しています。現在も活発な火山活動が続いており、山頂近くでは、噴気を上げる荒々しい火口も望まれ、変化に富んだ景色を堪能できます。

エゾシカ

エゾシカ
阿寒国立公園内の樹林帯はエゾシカの主要な生息域になっています。

アイヌ芸能アイヌ芸能

文化
北海道各地には先住民族であるアイヌ民族の集落があり、阿寒湖畔もその一つです。 阿寒湖温泉街の西側にあるアイヌコタンは、戸数約30戸と北海道では最大級のアイヌの人々の集落です。民芸店が建ち並ぶほか、阿寒湖アイヌシアター「イコロ」では、国の重要無形文化財に指定されているアイヌ古式舞踏や人形劇などを上演しています。

国立公園ピックアップ
1 北海道 阿寒国立公園
2 青森県・秋田県・岩手県 十和田湖八幡平国立公園
3 栃木県 日光国立公園
4 三重県 伊勢志摩国立公園
5 島根県・鳥取県 大山隠岐国立公園
6 熊本県・大分県 阿蘇くじゅう国立公園
7 鹿児島県・宮崎県 霧島錦江湾国立公園
8 沖縄県 慶良間諸島国立公園

※写真:環境省提供