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進化した
物流ソリューションの提供

進化した物流ソリューションの提供に関する方針

業種業態が多岐にわたる顧客のサプライチェーンにおける物流の川上から川下まで、幅広い分野をSGホールディングスグループのサービスによってカバーし、顧客のニーズに沿った物流ソリューションを提案できる体制を強化しています。
既存顧客に対しての潜在ニーズの深堀と提案の実施、そして新規マーケットに対しては他企業との協業も視野に入れながら新しいサービスの開発・展開を行います。

進化した物流ソリューションの提供に関する体制

SGホールディングスグループでは佐川急便が中心となってプロジェクトチーム「GOAL®」を組織し、物流の全体最適化によって企業の経営課題を解決しています。「GOAL®」は全国各地でチームを編成し、約200名が所属しています。グループ横断でお客さまの物流の課題解決を行っています。
その提案領域は幅広く、海外からの原材料・部品の調達・保管加工から国内店舗への配送に至るまで、顧客のサプライチェーン全体をカバーしています。
また物流そのものだけではなく、物の流れを一元管理するシステムの構築や、企業・個人双方に向けた幅広い決済サービスの提供まで行っています。グループ内だけではなく、近年は日立物流との提携により、さらに幅広いニーズに応えることができる体制も整備しています。今後もお客さまに最適なロジスティクスソリューションを提供するため、SGホールディングスグループが持つ国際的なネットワークと、大規模な物流インフラをさらに拡充していきます。

進化した物流ソリューションの提供に関する目標と実績

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対象会社 中長期目標 2018年度
目標
2018年度
実績
SGホールディングスグループ 物流効率化によるまちづくりへの貢献 - 日本橋室町三井タワーの館内物流受託

ほか

国際一貫物流の推進、海外における高付加価値サービスの提供 -
  • ●タイに定温倉庫設置

  • ●ネパールで国際エクスプレス事業を開始

  • ●中国における鉄道輸送のサービスを開始

    ほか

物流領域拡張と付加価値創造の推進 -
  • ●研究所や病院の移転

  • ●物流決済におけるサービスの拡充

    ほか

2018年度は引き続き物流効率化によるまちづくりへの貢献として新たな館内物流受託を進めました。また海外においては各国の現地法人において高付加価値サービスの拡大に努めました。

進化した物流ソリューションの提供に関する取り組み

物流効率化によるまちづくりへの貢献

多くの買い物客が利用するショッピングモールなどの大型商業施設や再開発事業の大型複合ビルでは、200~300ほどのテナントが軒を連ねています。各テナントがさまざまな業者に日々商品を発注していくことにより、1日に数百台におよぶ納品トラックが施設に出入りすることも珍しくありません。現在、施設周辺では交通渋滞や環境問題などのさまざまな課題への対策が求められています。
SGホールディングスグループでは仕入~入庫・検品工程を効率化する「スマート納品®」、大型商業施設向けに人・物・車・情報を一元管理する「館内物流」など、大型複合施設や商業施設の物流課題の解決につながるサービスを展開しています。これらのサービスを通じて、施設内外の車両台数削減による渋滞の緩和や環境負荷低減、セキュリティ向上、さらには施設周辺の歩行者の安全対策など、物流効率化によって大型商業施設を起点としたまちづくりに貢献しています。

スマート納品®

佐川急便は、企業間取引の調達(仕入れ)~入荷(入庫・検品)工程を大幅に効率化するサービス「スマート納品®」を展開しています。従来はサプライヤーからばらばらに納品されていた荷物を佐川急便による納品に変更したうえで佐川急便の中継センター・営業所などに集め、荷受け側の指定に合わせて納品前に商品カテゴリー別・ロケーション別といった事前仕分けを行って納品を行っています。また、深夜・早朝を含む時間帯別納品にも対応しています。

スマート納品

※2本の指を広げることで図表を拡大できます

館内物流

佐川急便とワールドサプライでは施設に出入りする人・物・車・情報を一元管理する「館内物流」を提供しています。GINZA SIX、東京スカイツリー®や東京ミッドタウンをはじめ、2019年には日本橋室町三井タワーでも提供。佐川急便とワールドサプライ両社合計で141件を受託しています。1日で数百台に及ぶオフィスや店舗への直納事業者の車両には、ビル周辺で渋滞を起こさないよう最適な流入台数に管理し、卸し場での駐車時間をできるだけ短くする必要があります。そこでSGホールディングスグループが館内物流を受託している大型商業施設では、入館手続きの迅速化とセキュリティの確保を目的に納品車両を事前登録制にしてスムーズな施設内の物流を実現しています。館内物流の導入で、施設周辺の交通渋滞が緩和され、環境負荷の低減にもつながっています。

日本橋室町三井タワー

日本橋室町三井タワー

館内物流

※2本の指を広げることで図表を拡大できます

海外における高付加価値サービスの提供

SGホールディングスグループでは、シンガポールの海外事業統括会社SGホールディングス・グローバルを通じ、成長著しいアジアを中心とした海外市場において事業を展開しています。コア事業であるフレイト・フォワーディング事業を展開するとともに、通関、3PL(企業物流の一括請負)、現地陸送など、物流周辺事業の強化によって、顧客のサプライチェーンの川上から川下まで、高付加価値サービスを提供しています。今後も各国における物流インフラの構築を通して、アジアに住む人々の生活をより豊かにすることに貢献していきます。

エミレーツ航空・カタール航空と連携し定時運航を実現

エクスポランカ・フレイト社では、エミレーツ航空・カタール航空と連携し、混雑が激しいハブ空港を回避して、米国の地方空港を使った中東・アジアー米国間のグローバル・フレイト・アレンジを行っています。
地方空港を活用することにより運航の安全上および環境上の問題や貨物の遅延の問題を解決でき、かつスケジュールどおりの運航を見込めるようになりました。

イオンベトナムとビジネスパートナーシップに関する覚書を締結

SG佐川ベトナムおよびその関連会社は、2018年12月、イオンベトナムとビジネスパートナーシップに関する覚書を締結しました。両社は2014年から物流面での協業を行っており、覚書締結を契機に、今後さらなる消費市場の拡大が見込まれるベトナムにおいて、安定的かつ安全で安心・信頼性の高い事業を協力して推進していきます。

  • ビジネスパートナーシップ
  • ビジネスパートナーシップ
保利佐川物流が中国における鉄道輸送のサービスを開始

中国現地法人の保利佐川物流有限公司は、2018年10月より半年間にわたってのトライアルを経て、2019年4月より華北から華南を網羅した鉄道輸送サービスを本格稼働しました。近年、中国では輸送手段の多様化が進んでいること、また中国国内では環境問題もクローズアップされている中、鉄道は環境負荷低減の効果があることなどから注目されています。定時運行が可能な鉄道輸送はトラック輸送に比べ、リードタイムの確実性と運行の安全性向上を見込めます。

タイの自社倉庫内に「定温倉庫」を設置

SG佐川タイは、2018年12月、バンコク北部パトゥムターニー県バンカディ工業団地内で展開する自社倉庫内に、定温保管(25℃)が可能な定温倉庫を新たに設置・稼働しました。近年、タイ国内の小売市場はスーパー・コンビニなどの小売店が増加し、品質管理が求められる食品や精密部品などの商材が増えてきています。これらのニーズに対応するため、当該倉庫では空調機や遮熱壁などの設備を新たに設置し、定温(25℃)管理を実現しました。近接する主要幹線道路を活用したバンコク中心部~タイ全土への配送が可能であること、同工業団地内からの輸出製品のハブ拠点としても活用できることなど、地の利を活かしたロジスティクス拠点として、安全・安心で高品質な定温物流サービスを提供しています。

タイの自社倉庫内に「定温倉庫」を設置
ネパールで国際エクスプレス事業を開始

SG佐川タイは、2019年1月、ネパールの航空貨物輸送事業者であるスターライトエクスプレス社との間で代理店契約を締結し、ネパール発の国際エクスプレス事業を開始しました。スターライトエクスプレス社はネパールにおける業界最大手の一社で、日本航空の貨物代理店を務めるなど有力なネットワークを保有する航空フォワーダーです。今回の提携により、ネパールにおける法人・個人に対して、日本を中心とした海外向けの航空貨物配送や国際宅配といったサービスの提供が可能となりました。

物流領域拡張と付加価値創造の推進

SGホールディングスグループでは宅配便以外にもさまざまな物の輸送を行っています。ただ単に物を運ぶだけではなく、運ぶ際に付加価値をつけて、さまざまな角度から社会に貢献しています。

理化学系研究所や病院の移転

SGムービングでは、全国各地の国立大学などの理化学系研究所の移転や、病院の移転を受託しています。大学移転については、研究室単位からキャンパス全体の移転を合わせると、2018年度は110件に対応しました。研究所や病院などの大規模移転プロジェクトでは受託から作業完了まで数カ月から1年の期間を要し、綿密な計画と技術力が問われます。研究所の移転では分析に使用する超大型の精密機器も多く、運搬する際には10度以上傾けてはいけないなどの輸送技術を要するものも多数扱っています。
さらに、研究室内の数万点を超えるさまざまな用具に関しては、専用リストを作成するなど、独自のノウハウを活用することで抜け漏れのない高品質な移転を実現しています。今後も、大学や研究所の移転を通して、日本の研究開発の進展に貢献していきます。

  • 理化学系研究所や病院の移転
  • 理化学系研究所や病院の移転
  • 理化学系研究所や病院の移転

    大型分析機器の輸送

物流決済におけるサービスの拡充

SGホールディングスグループでは、野外音楽フェスティバルやマラソン大会などの大規模イベント会場にて、佐川急便による手荷物預かりサービスを提供しています。このようなイベント会場では現金決済しかできないことが多く、ブースが混雑しがちであるという課題を受け、決済サービスを提供する佐川フィナンシャルでは、2016年からマルチ決済端末によるキャッシュレス決済を導入しました。
これにより来場者・主催者の利便性の向上に加えて、現金を扱わないことで安全性の向上を図ることができます。
2018年度は香川県で開催された大型の音楽フェスティバル「MONSTER baSH 2018」や、12月の「航空自衛隊の航空祭」でもキャッシュレス決済サービスを提供しました。今後もさまざまなイベントに参加し、キャッシュレス決済を提供し続けます。

音楽フェスティバル「MONSTER baSH」クロークサービスの様子

音楽フェスティバル「MONSTER baSH」クロークサービスの様子

想いをつなぐ電報サービスの拡充

佐川ヒューモニーはネットで電報を申し込みできるサービス「VERY CARD」を展開しています。利用される機会の多い慶弔時の電報のほか、誕生日や母の日、敬老の日、昇進祝いなど、あらゆる場面でご利用いただけるよう、伝統工芸品やお花などのギフトがセットになった商品を提供しています。
これにより電報を単なる情報の伝達手段から、人から人への想いをつなぐツールに進化させることが可能になりました。物流事業者である強みを活かしながら、さまざまなシーンにおいてコミュニケーションの活性化に日々貢献しています。

  • 伝統工芸品と電報がコラボレーション電報サービス「みつぼし」

    伝統工芸品と電報がコラボレーション電報サービス「みつぼし」

  • 母の日などさまざまなシーンでご利用いただけるお花を添えた電報

    母の日などさまざまなシーンでご利用いただけるお花を添えた電報

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