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環境への取り組み  本業での取り組み

「天然ガストラック」をはじめとした「低公害車」の積極的な導入と天然ガス充填スタンドの整備

導入計画と実績

佐川急便では、2011年3月現在で累計4,349台の天然ガストラックを導入しています。これは日本国内の天然ガストラック普及台数の約25%にあたり、民間企業では最も多い台数となります。その他、ハイブリッド車をはじめ低公害車の導入を積極的に進めています。

低公害車導入の推移
  • ※「その他」は、佐川急便が保有しているディーゼル車の中で平成27年度燃費基準達成車と平成17年度排ガス規制適合車の合計台数

性状性能

天然ガストラックは、天然ガス(都市ガス)を燃料としており、一般的なディーゼル車と比べて、CO2やNOx※1の排出量が少なく、PM※2は全く排出しません。

  • ※1 Nitrogen Oxide:窒素酸化物(光化学スモッグや酸性雨などを引き起こす大気汚染原因物質とされる)
  • ※2 Particulate Matter:粒子状物質(ぜんそくや気管支炎を起こすとされる)

エコ安全ドライブの実践

エコ安全ドライブの推進

エコ安全ドライブとは、急発進、急加速や急停止などを発生させない環境にやさしく安全な運転をいい、佐川急便では、ドライバー全員に「エコ安全ドライブ」を指導し、励行しています。
同時に、「エコ安全ドライブ」を定着させるため、知識と技術を習得した指導員の育成にも取り組んでいます。

アイドリングストップの実施

佐川急便では、アイドリングストップを1997年から全車両で実施し、お客さまへの配達・集荷でドライバーが車から離れる際や、営業店での荷物の積み降ろし作業中は、キーを抜きエンジンを停止させています。
これにより、無駄な燃料消費を防ぎ、CO2やNOx、PMなどを含む排出ガスの抑制を実現しています。

サービスセンターの活用

佐川急便では、トラックなどを使用せず、台車や三輪自転車を用いた人力での集荷・配達をする「サービスセンター」を設置しています。
このサービスセンターを活用し、トラックなどの配送車両の使用を抑えることで、CO2排出量やNOx・PMなどの大気汚染物質の排出量削減に寄与しています。
また、地域密着型のサービス展開が図れることにより、お客さまへのサービス品質の向上や、交通量が多い都心部でのパーキング使用料の経費削減、交通渋滞の緩和といった副次的効果にもつながっています。
さらに、エコ通勤に便利な主要都市のオフィス街に立地し、車の免許を取得していない人でも活躍できる職場として、女性従業員も多数勤務し、効率的に業務を行っています。
2011年3月現在、全国都市部を中心に357カ所のサービスセンターを設置しており、約1,560台の増車抑制に貢献しております。今後も、人と地球と社会にやさしい配送拠点として、サービスセンターを積極的に展開していきます。

宅配専用自転車を導入

佐川急便では、このほど宅配専用自転車を開発しました。
この宅配専用自転車は、電動アシスト付き三輪自転車にコンテナを取り付けた自転車で、重いお荷物の配達や坂道での走行も負担が少ないのが特徴です。運転席の上部には、雨天でも走行できるように樹脂製の透明なルーフを装着しています。また左右には広角ミラーも取り付けています。後部のアルミ製コンテナは、50kgのお荷物まで積載可能な設計となっており、重いお荷物に耐えられるよう、タイヤも一般に比べて約2倍の太さのものを採用しています。
現在は関東・関西などの都市部を中心に約110台が導入されています。

モーダルシフトの推進

トラックによる輸送手段を、船舶や鉄道に転換することを「モーダルシフト」といいます。これにより省エネや道路混雑の緩和はもちろん、環境負荷の低減も実現しています。例えば、1トンの貨物を1km運ぶ際のCO2排出量では、鉄道はトラックの1/6、海運は1/4程度といわれています。これは、一度に大量のお荷物を輸送することで効率が高まり、エネルギー消費を低減できるためです。
佐川急便では、このモーダルシフトを推進し、トラックと鉄道や船舶を複合的に組み合わせた輸送方法を積極的に採用しています。

スーパーレールカーゴの車両データ

最高速度130km/h
型式M250系
車両編成16両編成(モーター付車両4両、付随車両12両)
運行区間東京貨物ターミナル駅(東京)− 安治川口駅(大阪)
所要時間6時間12分

モーダルシフトによる効果(2010年度)

 年間減便数
(10t換算)(台)
CO2削減量
(t-CO2
スーパーレールカーゴ16,2119,351
鉄道輸送(スーパーレールカーゴ以外)30,58740,107
海上輸送(フェリー)43,98417,018
合計90,78266,476
  • ※国土交通省出典:貨物輸送機関の二酸化炭素排出原単位(2008年度)より算出
  • ※2010年度における実質的な削減量ではなく、モーダルシフトを行わなかった場合の環境負荷を効果として算出

モーダルシフト実績(2010年度)

スーパーレールカーゴ
利用区間累計コンテナ数
安治川口東京ターミナル8,036
東京ターミナル安治川口8,175
合計16,211
鉄道輸送(スーパーレールカーゴ以外)
利用区間累計コンテナ数
福岡ターミナル東京ターミナル5,462
名古屋ターミナル札幌ターミナル3,281
隅田川札幌ターミナル17,161
東京ターミナル福岡ターミナル17,062
北九州ターミナル4,295
上記他13,259
合計60,520
海上輸送(フェリー)
利用区間累計台数
敦賀港苫小牧東港4,119
青森港函館港7,688
八戸港苫小牧港8,245
苫小牧港八戸港7,614
函館港青森港3,739
上記他8,007
合計39,412

佐川流通センターによる物流の効率化

佐川グローバルロジスティクスが運営・管理する「佐川流通センター」では、お客さまの商品を入荷から物流加工、出荷までを一元管理することで、物流にかかわる手間の簡略化とコスト削減をサポートしています。
環境面においても作業工程ごとの無駄な輸送を削減できることから、環境負荷の低減につながっています。

一般的な商品の流通
SRCを利用した商品の流通

大型集約施設による輸送の効率化

輸送を支えるネットワークづくりの一環として、大規模な荷物の集約施設である「大型集約施設」を国内に5カ所設置し、輸送の効率化を推進しています。
大型集約施設に集められた荷物は、行き先ごとに仕分けされることで積載率が向上し、トラック使用便数の抑制を実現。これにより、トラックの排出ガスを大幅に削減でき、大気汚染物質やCO2の排出抑制につながっています。

バイオ燃料の活用

集配車両から排出されるCO2の削減を目的に、バイオガスを利用しています。また、軽貨物自動車についてもバイオガソリンの活用を始めています。
バイオガスは下水処理の過程で発生する消化ガスを有効利用しており、バイオガソリンはガソリンに植物を原料とするバイオエタノールを配合した燃料で、いずれもCO2削減につながる次世代燃料として注目されていることから、今後も積極的に利用していきます。

  • ※下水処理過程で発生するガスでメタンを多く含む

ECOサービスの展開

飛脚パソコン便

佐川急便では、3Rに対応した輸送サービス「飛脚パソコン便」を展開しています。
パソコンの修理時に、メーカーとユーザー間で輸送を行う際、繰り返し使用することができるオリジナルの梱包材「SAGAWA soft air package」は、振動や衝撃から製品を守る輸送品質の高さと、従来の梱包のようなゴミを出さないなど、環境に配慮した製品として高く評価されています。

  • ※Reduce(ゴミの発生抑制)、Reuse(再使用)、Recycle(再資源化)の頭文字をとって3Rと呼ばれています。

飛脚グリーンメール

「飛脚グリーンメール」は、冊子やカタログなどの開封口部分を汚さず簡単にはがすことができる特殊なテープと、宛名ラベルを貼るだけで送れるメーリングサービスです。紙やビニールなどの封筒が不要になり、包装資材を大幅に削減できる環境にやさしい輸送サービスです。
これ以外にも、お客様のニーズに沿った環境配慮型のECOサービスを積極的に展開していきます。

飛脚機密文書リサイクル便

佐川急便では、個人情報の保護や資源保護の環境視点からも、企業内で取り扱う機密文書が裁断処理から溶解処理へ移行するケースが増える中で、オフィスへの集荷から溶解処理までを行うサービスを開始しました。溶解処理した書類は再資源としてトイレットペーパーなどにリサイクルされます。また、溶解処理終了後、証明書をWebサービスにて発行することが可能です。

環境への取り組みについて、より詳しくはこちらをご覧ください。